プレミアリーグ第4節が11日に行われ、チェルシーとアストン・ヴィラが対戦した。
チェルシーは移籍市場最終日に加入したサウール・ニゲスが先発でデビューを飾った。また、前節のレッドカードで出場停止のリース・ジェームズに代わり、カラム・ハドソン・オドイが右ウイングバックで起用された、
チェルシーは9分に左コーナーキックから決定機。キッカーのハドソン・オドイがニアに柔らかいボールを送ると、敵味方ともに触ることができず、ボールは直接ゴールに向かう。しかし、ゴールライン上で相手DFエズリ・コンサにクリアされ、得点とはならない。
15分、チェルシーが先制する。自陣中央でパスを受けたマテオ・コヴァチッチは、冷静なドリブルで相手3人の包囲網をかいくぐり、ハーフウェーライン付近まで前進。さらにゴール前に絶妙のスルーパスを供給し、抜け出したロメル・ルカクにボールが渡る。ルカクは寄せてきた相手DFをキックフェイントでかわし、相手GKの股の間を通してネットを揺らした。ルカクは待望の『スタンフォード・ブリッジ』での初得点となった。
アストン・ヴィラは18分、ペナルティエリア左からオリー・ワトキンスが右足を振り抜くが、相手GKエドゥアール・メンディの好セーブに遭う。その後もチェルシーのゴールに迫るアストン・ヴィラは、33分にロングスローの流れから決定機。タイロン・ミングスの強烈なシュートがメンディに防がれると、こぼれ球にコンサが反応。ミートに失敗したことでかえって不規則な軌道となったが、これもメンディに阻まれた。
押されながらもリードで折り返したチェルシーは、低調なパフォーマンスに終始したサウールに代えて、ジョルジーニョをハーフタイムに投入する。すると後半立ち上がりの49分、相手のミスからチェルシーが追加点を獲得。ミングスの短いパスをコヴァチッチが奪い、相手GKとの一対一を制してゴール左に流し込んだ。
アストン・ヴィラは必死に反撃を試みるが、1点も返せないまま試合は終盤に突入。すると後半アディショナルタイム3分、チェルシーがダメ押しの3点目を獲得する。右サイドからセサル・アスピリクエタがグラウンダーで折り返すと、中央で受けたルカクは左足を振り抜いてゴール左上に突き刺した。
試合はこのまま終了し、チェルシーは2試合ぶりの白星で3勝1分、アストン・ヴィラは開幕節以来の黒星で1勝1分2敗となった。次節、チェルシーは19日にアウェイでトッテナムと、アストン・ヴィラは18日にホームでエヴァートンと対戦する。
【スコア】
チェルシー 3−0 アストン・ヴィラ
【得点者】
1−0 15分 ロメル・ルカク(チェルシー)
2−0 49分 マテオ・コヴァチッチ(チェルシー)
3−0 90+3分 ロメル・ルカク(チェルシー)