ラ・リーガ第4節が11日に行われ、アスレティック・ビルバオとMF久保建英の所属するマジョルカが対戦した。先発した久保は78分までプレーし、その後ベンチへと下がっている。
新加入のフェル・ニーニョが1トップ、そして後方のトップ下に久保を起用したマジョルカは、序盤から敵地で主導権を譲り、耐える展開が続く。一方ホームのビルバオは、20分にイケル・ムニアイン、30分にはイニゴ・マルティネスのヘッドとこぼれ球に詰めたイニャキ・ウィリアムズに決定的なチャンスが訪れるも、いずれも決めきれない。試合はスコアレスのまま前半を折り返す。
すると後半に入って迎えた68分、ビルバオはムニアインが正確なFKを送り込むと、これに反応したのはダニ・ヴィヴィアン。難しい角度ながらうまくヘディングで合わせ、ビルバオがついに先制を果たす。ビハインドを負ったマジョルカはその後、今夏加入したイ・ガンインを途中投入でデビューさせると、トップ下に入っていた久保は主戦場を右サイドへと移した。
しかし続いてスコアを動かしたのは、またしてもビルバオ。 ムニアインが相手のタッチミスを逃さず敵陣でボールを奪うと、そのまま縦へ加速して左足でクロス。マイナス気味の折り返しにイニャキ・ウィリアムズが右足で合わせると、ミートしきらなかったボールはGKのタイミングを外し、そのままゴールへと転がり込んだ。
その後も3点目を狙ったビルバオは、マジョルカに反撃を許さずこのまま勝利。劣勢が続いたマジョルカは、ここまで2勝1分と好調を維持していたものの、今シーズン初黒星を喫することとなった。
次節、ビルバオは18日にアウェイでアトレティコ・マドリードと、マジョルカは19日にホームでビジャレアルと対戦する。
【スコア】
アスレティック・ビルバオ 2−0 マジョルカ
【得点者】
1−0 68分 ダニ・ヴィヴィアン(アスレティック・ビルバオ)
2−0 74分 イニャキ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)