守護神不在の巨人…畠が初セーブも今後の投手起用は?

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2021年09月13日 06:52  ベースボールキング

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巨人・畠世周 (C) Kyodo News
◆ 畠起用に「適しているとは思うけど…」

 巨人が敵地で行われた広島戦に2−1で勝利。チームとしては10試合ぶりの白星で、引き分けを挟んで続いていた連敗を「6」でストップした。

 巨人は同点の7回に8番・小林誠司が自身801日ぶりとなる1号ソロホームランを放ち勝ち越し。投げては中4日で先発した菅野智之が7回1失点と好投し、中川皓太と畠世周のリレーで最少得点差を死守。守護神不在の9回を託された畠がプロ5年目にして初セーブ(3勝3敗8ホールド)をマークした。

 巨人は9月に入って白星から遠ざかっている間に、クローザーのチアゴ・ビエイラが右肘の違和感で離脱。絶対的守護神不在のなかで迎えた“勝ちゲーム”のブルペン運営が注目されるなか、この試合では畠に9回のマウンドを託した。

 12日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄さんは「ボールに力があるし、落ちるボールもあるので、適しているのかなとは思いますけど」と畠のクローザー適正を認めるも、「8回には中川がいますから、(相手打者の左右によっては)左と右でクローザーを変える可能性はあるんじゃないかとも思いますけどね」と持論を展開。

 同じく解説を務めた真中満さんも「今日は畠が9回を投げることになりましたけど、明雄さんが仰るように9回は流動的に相手の左右や調子に合わせて起用していくと思う。原監督も9回は手探りのなか戦っていくようなイメージになるのでは」と、今後のブルペン運営を展望した。

 この日は菅野が7イニングを投げぬいたものの、齊藤さんは「7回の投手もしっかりしなきゃいけない」と終盤の不安要素を指摘。熾烈な上位争いを演じるなか、絶対的守護神不在の“勝利の方程式”をいかに組み立てるか…。今後は勝ちゲームで白星を掴みきる巨人のベンチワークに注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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