チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、同所属のU−21イングランド代表FWカラム・ハドソン・オドイについて言及した。イギリス紙『イブニングスタンダード』が伝えている。
ハドソン・オドイはドルトムントをはじめ多くのクラブが関心を示しており、今夏ローンで移籍する可能性があったが、残留を決断。11日に行われたプレミアリーグ第4節アストン・ヴィラ戦ではスタメンに名を連ねている。
ハドソン・オドイをスターターとして起用したトゥヘル監督は、同選手について問われると次のようにコメント。チーム的な問題もあり放出を見送った経緯を伝えている。
「18、19人の選手しかいないスカッドで選手を手放すことはできない。私にとっては簡単な決断だったよ。彼は左右のウイングバックだけでなくほかのポジションもできる。選手はチームのことを理解しているし私たちは彼のことを理解している」
「彼個人のことを考えると(レンタルで経験を積むのは)良い機会だったかもしれない。だが放出はシンプルに不可能だったんだ。彼はトレーニングを経てますます強くなっている。そしていま彼は試合でそれを示さなければならない。彼が出場時間を得たとすればそれはギフトではない。贈り物としてピッチに立つ選手はいない」
「だが彼はもっとできるとおもう。トレーニング同様もっとアグレッシブにできるよ。彼はトレーニングとプレーのギャップを乗り越え、チームの中で自分の居場所を求めて戦う必要がある」