菅田将暉主演映画『CUBE』主題歌は星野源書き下ろし 楽曲流れる新予告&新規場面写真も

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2021年09月15日 07:01  リアルサウンド

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『CUBE 一度入ったら、最後』(c)2021「CUBE」製作委員会

 10月22日公開の菅田将暉主演映画『CUBE 一度入ったら、最後』の主題歌が星野源の書き下ろし楽曲「Cube」に決定。あわせて主題歌入りの最新予告編と新場面写真2点が公開された。


 本作は、1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督作『CUBE』を日本版としてリメイクしたもの。突然閉じ込められたエンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員……何の接点もつながりもない男女6人。理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神力の限界、極度の緊張と恐怖と不安、そして徐々に表れていく人間の本性……終わりが見えない道のりを、それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。


【動画】『CUBE 一度入ったら、最後』90秒主題歌予告


 公開された予告編は、登場人物の絶望の叫びで幕を開け、星野の主題歌がかかり、それと同時に謎の立方体=CUBEに閉じ込められた6人の姿が次々と映し出される。そして「劇薬系密室エンタテインメント開幕」の文字とともに主題歌のサビがかかり、レーザートラップをはじめ映像初出しのトラップが映し出される。また、お互いに怒りの感情を爆発させ、そして泣き叫ぶ6人の姿も収められている。


 制作陣は「誰も経験したことのない『CUBE』という場所を、観客に2時間経験してもらったあとに聞く音楽とは一体どういうものなのか」と考え、多彩な音の引き出しとアイデアに溢れている星野へオファー。映画への新作書き下ろしは2018年の「ドラえもん」以来3年ぶりとなる「Cube」は、<未来閉ざした もう終わりさ すべてに希望が見えない 振られた賽の中 閉じ込められた>という歌詞で始まり、突然謎の立方体に閉じ込められた男女6人の情景が浮かぶ、本編に寄り添った曲となっている。


 曲を完成させた星野は、「オファーを頂き、カナダのオリジナル版と完成したばかりの日本リメイク版の『CUBE』を観ていると、その猟奇的な内容にこれまでになかったような新しい自分の音楽が作れる予感がしました。楽曲制作に入り、己と映画から受け取ったテーマをぶつけてみると、怒りにも似た爆発するようなエネルギーが生まれていき、それを音と言葉に封じ込めました。ぜひ、わーきゃー叫びながら、爆音で聴いてください」とコメント。


 菅田は、主題歌入りの本編を鑑賞し、「圧倒的絶望の中にいて、希望を探す。希望を探すと愚かな自分に出会い見つかりかけた希望が自分のせいでまた失ってしまう。そんなCUBEという映画が最後星野さんの音楽によってその悲しみや後ろめたさは残したまま希望を持って前に進める作品になる気がしました」とコメントしている。また清水康彦監督も、「我々がCUBEで最も伝えたいことを、星野さんに描いていただけたように感じました」と絶賛を寄せた。


 公開された場面写真には、死のトラップに直面した菅田演じる後藤裕一が、必死に生き延びようとする姿が写し出されている。


■コメント
・星野源


オファーを頂き、カナダのオリジナル版と完成したばかりの日本リメイク版の『CUBE』を観ていると、その猟奇的な内容にこれまでになかったような新しい自分の音楽が作れる予感がしました。楽曲制作に入り、己と映画から受け取ったテーマをぶつけてみると、怒りにも似た爆発するようなエネルギーが生まれていき、それを音と言葉に封じ込めました。
ぜひ、わーきゃー叫びながら、爆音で聴いてください。


・菅田将暉


圧倒的絶望の中にいて、希望を探す
希望を探すと愚かな自分に出会い
見つかりかけた希望が
自分のせいでまた失ってしまう


そんなCUBEという映画が最後星野さんの音楽によってその悲しみや後ろめたさは残したまま希望を持って前に進める作品になる気がしました


映画館から生活に戻っていく中で
これはとても大切なことだと思います
悲しみだけで終わらせない星野さんの音楽に頭が上がりません
今とても大事なことだと思います
是非お楽しみに


・清水康彦監督


CUBEは、自分自身と向き合う空間。登場する人物たちは、向き合いたくない自分と向き合うことになります。まさに絶望。しかし、その先にあるものが絶望だけではないのだという、我々がCUBEで最も伝えたいことを、星野さんに描いていただけたように感じました。そして、映画を最後まで見てくれたお客さんを讃える歌でもある。星野さん、CUBEを締めくくるにふさわしい楽曲をありがとうございます。


・制作陣


多彩な音の引き出しとアイディアに溢れている星野さんならば、映画の最後に、また新たな広がりを与えていただけるのではないかと感じ、この難題に挑んでいただきました。自由な発想で、今までなかった世界観で作っていただいた主題歌「Cube」は、まさに「人間の持つ無限の可能性」ということを形にしたような、思いがけない展開に溢れていて、エモーショナルかつダイナミックに脳内を駆け抜けていくような作品でした。
心から感謝しています。


(リアルサウンド編集部)


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