低空飛行が続く西武・山川 立浪氏が指摘したフォームの問題点とは?

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2021年09月17日 07:22  ベースボールキング

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西武・山川穂高 (C)Kyodo News
◆ 2年連続キングの「スイング」はどこへ

 西武の山川穂高は17日、本拠地での日本ハム戦に「7番・一塁」で先発出場。第3打席に左前安打を放ち2試合連続安打としたものの、規定到達者ワーストの打率に沈んだ昨季に続き、今季もここまで打率.215、17本塁打、51打点と物足りない数字が並んでいる。

 16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた立浪和義さんは、「一度昨年あたりダウンスイングというか、ちょっと上から振るというイメージに変えてから、右の肩が被るようになりましたよね。上から叩こうという意識で後ろの肩が出てくるといいましょうか」と、山川の打撃フォームを分析し、「微妙なところでおかしくなったり、打てなくなると色々なことを考え出して、今に至っていると思うんですけど…」と苦しむ大砲の現状に言及した。

 また、2018年と2019年に2年連続で本塁打王に輝いた頃の打撃フォームを振り返り、「(山川の)良いところは軸足に体重をためて、ボールを呼び込んで、少々下からバットが出ても、いまはまだ体に力があるので…」と、アッパー気味のスイングでも持ち前のパワーを生かしアーチを量産していた点を指摘。「あんまりまだ気にしなくても良かったのかなと自分は思っていますけどね」と、昨年のフォーム変更が尾を引いて、今季の打撃不振にも繋がっているとの見解を示した。

 立浪さんは進化を追い求める心理については理解を示しつつ、「さらに良くなるという向上心はどのバッターも持つんですけど、良いときはそんなに変えないほうが良いと思います」と持論も展開。悩める大砲復活のヒントはスイングの“原点回帰”か。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


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