MotoGP第14戦サンマリノGP:アプリリアで2戦目を迎えたビニャーレスが総合トップで初日を終える

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2021年09月17日 22:21  AUTOSPORT web

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2021年MotoGP第14戦サンマリノGP マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
MotoGP第14戦サンマリノGPがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が初日を総合トップで終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合13番手だった。
 
 サンマリノGPには、フランコ・モルビデリが左ひざの怪我から5戦ぶりに復帰。また、アンドレア・ドヴィツィオーゾがMotoGPにカムバックした。モルビデリはファクトリーチームであるモンスターエナジー・ヤマハMotoGPから、ドヴィツィオーゾはサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTから参戦する。9月16日、ヤマハはモルビデリと2023年まで、ドヴィツィオーゾと2022年までの契約を結んだことを発表している。
 
 また、ホンダのテストライダーであるステファン・ブラドル、ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピロが今大会にエントリーする。
 
 フリー走行1回目は、気温23度、路面温度24度のドライコンディション。序盤には前戦ウイナーのフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップに立ち、2番手にはアプリリアで2戦目を迎えているマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、3番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がつける。さらに残り時間15分には、ビニャーレスがトップタイムをマークした。
 
 水曜日の夜に雨が降ったことでコースが汚れ、滑りやすくなることが懸念されたが、MotoGP.com中継中にミシュランの二輪部門モータースポーツマネージャー、ピエロ・タラマッソが語ったところによれば、MotoEとMoto3クラスのフリー走行1回目を経て次第に路面が回復していったようだ。しかし、残り時間12分で雨が降ってきたことを知らせるレッドクロスのフラッグが提示される。
 
 降雨により多くのライダーがピットで待機する状況。残り時間5分には、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、続いてジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)、マルク・マルケスがレインタイヤを履いてコースイン。走行を行った。ただ、本降りとなった雨に多くのライダーはピットに留まり終盤の走行を見送っている。
 
 雨が降る前に1分32秒666をマークしたビニャーレスがトップでフリー走行1回目を終えた。2番手はミル。3番手はバニャイア、4番手はジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)でドゥカティライダー二人が続いている。5番手にはリンスがつけた。中上は13番手だった。

■【FP2】雨のセッションでザルコがトップタイム
 フリー走行1回目のあとに一度は晴れた天候だが、再び雨となり、フリー走行2回目はフルウエットで行われた。すべてのライダーがレインタイヤを履いて走行を行い、トップタイムは目まぐるしく更新される。
 
 セッション中盤、トップはミラーでいったんの落ち着きを見せる。しばらくはミラーがトップをキープしていたが、残り時間5分、チームメイトのバニャイアがミラーのタイムを上回るトップタイムを記録。さらに残り時間1分を切ってヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)が1分42秒097をマークし、トップに浮上した。
 
 ザルコはそのままセッションを制した。2番手はバニャイア、3番手はミラーとなり、トップ3をドゥカティが占めている。4番手はミル、5番手はマルク・マルケス。中上は24番手だった。
 
 なお、初日の総合順位としては、前半にドライコンディションで行われたフリー走行1回目の結果が反映されている。チャンピオンシップリーダーのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は総合7番手、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は総合19番手、2020年シーズン最終戦ポルトガルGP以来のMotoGPのレースウイークとなったドヴィツィオーゾはフリー走行2回目は21番手、総合24番手だった。

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