中国のルール順守見極め=正式交渉入りは不透明―TPP加入申請

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2021年09月18日 09:01  時事通信社

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写真アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のオンライン会合で講演する中国の習近平国家主席=2020年11月19日(EPA時事)
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のオンライン会合で講演する中国の習近平国家主席=2020年11月19日(EPA時事)
 中国が環太平洋連携協定(TPP)への加入を申請した。TPP参加11カ国は、高い水準の貿易・投資ルールである「TPPルール」を中国が順守できるかどうか見極めるため、それぞれ個別調整に着手する。ただ中国は参加国の一部と領土や貿易をめぐる対立を抱えており、正式な交渉に入る道筋すら不透明なのが実情だ。

 TPP加入の正式な交渉に入るには参加各国との個別調整を経た上で、最高意思決定機関「TPP委員会」での全会一致による決定が必要だ。国内総生産(GDP)15兆ドル(円換算で約1650兆円)規模の経済大国・中国の加入が実現すれば、TPPの経済圏は一段と巨大化する。

 しかし、沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題や、オーストラリアへの事実上の貿易制裁など、中国は参加国との間で摩擦を抱える。「正式な加入交渉入りすら困難だ」(経済官庁幹部)との声もあり、交渉の長期化が見込まれる。

 TPPの拡大をめぐっては、英国の加入交渉が始まっている。日本との経済連携協定(EPA)が発効済みで、障害は少ないとみられていたが、TPP委員会での加入に向けた協議に着手するまでに、申請から4カ月も要した。単純比較はできないが、「中国との交渉は相当な時間がかかるのは間違いない」(政府関係者)との見方が多い。

 国有企業への補助金禁止、政府調達に関する市場開放、データ流通の公平性など、TPPは他の通商の枠組みよりも厳しいルールを課している。麻生太郎財務相は17日の記者会見で「今の中国が、新規加入できるような状態なのか」と疑問を呈した。 

このニュースに関するつぶやき

  • 中共ってルール守ったか? https://mixi.at/aeO5jn9
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  • 香港の一国二制度、ちゃぶ台返ししてて、国際的な組織に参加するのは、無理だろう( `ー´)ノ約束を守れないのが、一人いたら、組織は大混乱。
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