「わが子がいじめにあったら」と不安な親に、東大卒ママがすすめるシンプルだけど納得な方法

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2021年09月19日 14:35  AERA dot.

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写真「わが子がいじめられているかも」と不安に思う親は多い(写真/GettyImages)
「わが子がいじめられているかも」と不安に思う親は多い(写真/GettyImages)
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 いじめのニュースを読んでいると、人としてよくこんなことができるなと、吐きそうになります。特に親になってからは、つらすぎて読めなくなってしまうことすらあります。

 しかし、こうした痛ましい出来事は、昔から、決してなくなることはありません。

「学校」という場所は、他人との関わり合いを、教育として学ぶ場所でもあります。

 ただ、世の中にはいろいろな人間がいます。そして、人と人との関わり合いが存在する以上、大なり小なり「上下関係」や「疎外」が発生します。

 人によって、状況によっては、そこからいじめにまで発展してしまう可能性があることを、誰も否定できません。

■「いじめ」ではなく「犯罪」とすべき

 いじめのような悲しい事件を防ぐためにはどうすればいいか。

 よく聞くのが、「いじめ」ではなく、「窃盗罪」「傷害罪」のように、きちんと罰則を与えられる犯罪として扱うべきだというものです。

 子どもたちに、「ただの子ども同士のおふざけでは済まされない」と理解させ、抑止力をもたせるわけです。

 これも、たしかに子どもたちに対するいじめへの対応策となるでしょう。

 ただ私は、エスカレートしたいじめに関しては、大人にしかできない対応策が、確実に存在すると考えています。

 実際のところ、子ども同士だけでは、なかなか解決が難しい点が出てくるでしょう。大人である先生や親たちが、いかにして子どものいじめを見抜けるか、そして適した対応をとれるかどうかが、非常に重要なポイントになってきます。

 しかしここで問題なのは、子どもが親に対して、「自分がいじめられている」と告白すること自体が、非常に難しいという点です。




■子どもは「自分がいじめられている」と伝えづらい


 子どもの心の中には、「自分がいじめられているなんて知られたくない」「親に心配をかけたくない」「プライドが傷つく、伝えたときの親の反応が怖い」など、いじめられている事実を伝えたくない多くの理由が存在するでしょう。

 特に思春期になればなるほど、親に「そういうこと」を話すのは、ハードルが高いものです。

 日常の中で、突然改まった形で、親に「真剣な話がある」と切り出すのは、相当な勇気と覚悟が必要になります。

 もし子どもの異変に気がついて、親のほうから聞いたとしても、ふざけたり、ごまかしたり、「いじめられていない」とウソをついたりしてしまうことだってあるのではないでしょうか。

 自分の子どもに対するいじめが発覚した際、親は、「どうしてもっと早く伝えてくれなかったのか」という気持ちになるでしょう。

 その気持ちは痛いほどわかります。

 でも、子ども側の気持ち、何度も何度も、「言いたいけれど、言いたくない」という、板挟みの葛藤に悩まされていたであろうことも、痛いほどわかるのです。

 されてきたことが悲惨な行為であればあるほど、「何をされたのか」なんて、自分の口から言えるものではないのです。

 つまり、「親にいじめのことを伝えられるよう、いかに子どもの精神的な負担を軽くするか」というのは、いじめを防ぐうえで、かなり重要な課題であると思います。

■リビングの上に一冊のノートを置いておく

 ここで、私の友人の家の話をさせてください。

 その子の家は、親が病気がちで、子どもが親に「心配をかけたくない」と思いやすい環境なのです。

 そこで親が、子どもとコミュニケーションをとるために、悩みがあるときに書くためのノートを、リビングに置くよう決めたのだそうです。私はこれが、いじめ問題に応用できるのではないかと思いました。

 親に「話をしよう」と決めるにも強い覚悟が必要ですし、自分が話したくない内容を一つひとつ言葉にしていくのは、相当に神経が削られる行為です。

 でも、ノートなら、そこまでタイミングを気にすることなく、自分のペースで書けるため、親に面と向かって話すよりも、ずっと精神的な負担が少なく、伝えるハードルが低くできるのではないかと思いました。




 あるいは、子どもの変化を感じとったときに、親のほうからノートに言葉を書くのも有効な手段だと思います。

 また、その友人の家では、ノートには書きにくいけれど「悩みがある」と知ってもらいたいときは、SOSの意味をこめて、「リビングのテーブルに花を置いておく」という決め事がしてあるそうです。

 いじめられているときは、精神が摩耗しているため、自分から積極的に行動を起こすのは苦しく、しんどいことでしょう。

 しかし、ただ家のリビングのテーブルの上に何かを置いておくだけで、親のほうから感じとってもらえる方向にもっていくことができれば、いじめを伝えやすくなります。

 いじめを大人に察してもらうときに乗り越えなければいけないハードルを、低くできるのです。 
 
 今起きているいじめの事実を明るみに出すために、何も直接、声にして伝えなくてもいいのです。

 ノートに文字という形でも、少しずつでも、気持ちを表せるなら、それでいいのです。

 この記事を読んだ方で、「もし、わが子がいじめにあったらどうしよう」と不安に思われている方は、子どもの SOS を見逃さないためにも、リビングにノートを置いてみることを考えてみてはいかがでしょうか。


このニュースに関するつぶやき

  • バトルロワイアルさせればいい。解決(*´▽`*)
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  • イジメはイジメ、犯罪は犯罪。明確な線引きがあるでしょ…この記事、笑い話か?
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