現役時代、ニューカッスルやウェストハムなどでプレーし、現在はウェストハムのアシスタントコーチを務めるケビン・ノーラン氏がイングランド代表MFデクラン・ライスについて語った。18日、イギリスメディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。
同メディアによるとノーラン氏は、マンチェスター・Uから興味を示されているライスについて、移籍金1億ポンド(約150億円)を提示されても不十分だと語ったことを報じている。
さらに、ノーラン氏はライスを「サッカー選手として望むことが出来るものの全てを持っている」と評し、以下のように続けた。
「彼はボールの扱いに長けており、サッカーに関する素晴らしい頭脳を持っている」
「彼のプレーを見ると、全てをコントロールしているように見える。値札をつけるとしても、1億ポンドでは売るつもりは無い」
前述の通り、マンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、守備的なMFの獲得を目指しており、その第1候補としてライスをリストアップしていると伝えられている。なお、ウェストハムとライスの現行契約は2024年6月末までとなっており、来年の夏には残り2年となる。ウェストハム側は契約延長に熱心であるものの、同選手は延長に乗り気でないことも報じられている。
プレミアリーグ第5節、カラバオ・カップ3回戦と4日間で2度激突するウェストハムとマンチェスター・U。スールシャール監督の目に、ライスというプレーヤーはどう映るのだろうか。そして、ライスにとってもマンチェスター・Uというクラブはどのように映るのか注目が集まる。リーグ戦では19日にウェストハムのホーム・ロンドン・スタジアム、カラバオ・カップでは22日にマンチェスター・Uのホーム・オールド・トラッフォードで両チームは対戦する。