采配的中のトゥヘル監督、途中出場のカンテを絶賛「必要なものをすべて持っている」

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2021年09月20日 13:08  サッカーキング

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トッテナム戦の勝利に貢献したカンテ [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、フランス代表MFエンゴロ・カンテを絶賛した。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第5節が19日に行われ、チェルシーはアウェイでトッテナムと対戦した。前半は中盤での強度が高いせめぎ合いが続きスコアレスで折り返すと、トゥヘル監督は後半開始からメイソン・マウントに代えてカンテを投入し、システムを変更。ここから試合を支配し、49分にCKからチアゴ・シウヴァが先制点を決めると、58分にはカンテのミドルシュートが相手DFに当たってコースが変わり、追加点をマーク。後半アディショナルタイムにはアントニオ・リュディガーがダメ押しゴールを挙げ、3−0で勝利を収めた。

 采配が的中したトゥヘル監督は試合後、「前半の45分間は全く満足していなかった。ケパ(・アリサバラガ)やチアゴ・シウヴァらは前半から素晴らしかったが、全体的には五分五分で、意図やエネルギー、執拗なデュエルなどが欠けていた」と前半のパフォーマンスに不満を明かした一方で、後半開始から投入したカンテには賛辞を送った。

「エンゴロがいるということは誰もが探しているものを持っているということだ。彼は中盤で必要なものをすべて持っている。運動量、強さ、ボール奪取、巧みなプレー、オフ・ザ・ボール、ボールを持ったプレー、ドリブル、そして今日はゴールまでもあった」

「私は毎日彼を練習場で見ているが、彼がどれほど優れているか信じられないこともある。ボール奪取で失敗することがない。練習でのポゼッションゲームでは毎回素晴らしい。彼は唯一の存在だ。後半は彼とジョルジ(ジョルジーニョ)、コヴァ(マテオ・コヴァチッチ)で強固な中盤となっていた。エンゴロはエンゴロで、彼は素晴らしかった」

 さらに、トゥヘル監督は後半開始からシステムを変更し、中盤の枚数を増やす選択をした理由にも言及。「カンテがベンチにいて、こういった試合を良くしたい時は、彼を投入するのが最適だ。なぜなら、彼は他に類のない存在で、どんな風にも変えることができるからだ」と語ると、次のように説明を続けた。

「あの交代は守備的に見えたかもしれないが、もっとコンパクトにしたかった。ボールを奪取しやすくして、チームとしてのメンタルを改善し、高い強度と運動量を増やすことで、ボールを支配して、試合を相手の陣地で行いたかった。その後自分たちの技術に頼るためにね。それがあの交代の背景にあった。あの反応には満足しているし、必要なことだった。後半は非常に強固にプレーしたし、勝利に値したと思う」

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