《猪苗代湖ボート事故》高級外車にタワマン、パリピ生活満喫の容疑者と両親の“夜逃げ”

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2021年09月21日 05:10  週刊女性PRIME

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佐藤剛容疑者(自身インスタより)

「最近はほとんど見かけてないよ。たまに大型犬を散歩しているのを見たことがあるけど、容疑者は愛想が悪くてコワモテだし、おまけに犬も大きいから怖くてね……」

 福島県いわき市にある佐藤剛容疑者(44)の実家近くの住民は、眉を寄せてこう話す。この実家は容疑者が経営する建設会社の本社も兼ねている。

「ここらではひときわ大きな豪邸です。中古で買った住宅らしいですが、この辺りじゃ破格の金額だったらしいですよ。建設業のほか、人材派遣、木材運搬、不動産と手広くやっていたみたい。かなり儲かっていて、ベンツやポルシェなど高級外車をとっかえひっかえ乗り換えていましたね」(同・近所の住民)

ボートの同乗者に口止めしていた

 昨年9月、福島県会津若松市の猪苗代湖で、悲惨な事故が起きた。男女4人が水上スキーの順番待ちをするためにライフジャケットを付けて湖面に浮かんでいた。そこに大型ボートが突っ込んできて、男女4人を巻き込んだ。千葉県野田市の小学校3年生・豊田瑛大くん(当時8)が死亡し、その母親(36)ら2人が重傷を負うという大惨事となった。

 だが、事故を起こした大型ボートはそのまま走り去ってしまう。さらに事故当日は複数のボートが湖面を通行していて目撃証言も曖昧だったことから、ボートの特定は難航。

 事故から数か月後、瑛大くんの両親は弁護士を通じてこんな悲しみに暮れたコメントを出した。

「学校が大好きでいつも明るく、お母さん思いの優しい子だった」

 そんな中、福島県警は1年かけてボートを特定。9月14日、ついに操縦していた佐藤容疑者を業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。佐藤容疑者は“身に覚えがない”と否認しているが……。

「事故当日、ボートには約10人が同乗していたのですが、容疑者は彼らに“何もなかったよな”などと口止めしていたことが判明。さらに捜査関係者から船行中に撮影した動画も見つかっていると聞いています」(全国紙社会部記者)

羽振りがよく、地元では名士のような存在

 佐藤容疑者は前述のとおり、いわき市の出身。会社員の父親と、専業主婦の母親の長男として生まれた。地元の中学校を卒業したあと、高校は野球の名門校へ進学した。

「ご両親に似て、優しい子でしたよ。とにかく野球が上手くて、ポジションはショートだったかな。高校からは寮生活をしていたね」(別の近所の住民、以下同)

 高校卒業後、建設会社を経営していた母方の祖父が亡くなったので、その会社を受け継ぐ。冒頭の豪邸は20年ほど前に購入して引っ越した。有能な社長だったようで、経営は順風満帆だった。

 容疑者の両親に話を聞くべく、実家兼本社を訪ねたが留守だった。前出の近所の住人によると、

「逮捕でマスコミが押し寄せたとき、両親はボストンバッグひとつ抱えて夜逃げしていった。でも、たまに1時間ぐらい灯りがついていることもあるから、こっそり帰っているのかもね」

 現在、容疑者は東京都中央区のタワーマンションといわき市と往復する生活をしていたという。東京に居を構えた理由はというと、

「去年、東京五輪が開催されるはずだったでしょう。容疑者は“今度、東京五輪関連で仕事が大量に入る”と言っていたので、東京に住むようになったんです。だけど結局、去年の開催はコロナでなくなった。東京に営業所も作っていたんですが、あえなく閉鎖。確か、その直後よ。あの事故を起こしたのは……」(容疑者の知人、以下同)

 実家の広い庭にたくさんの友人を呼んでよくバーベキューをしていたという容疑者。

「とにかく羽振りがよかった。大型ボートのクルージングもその一環だったと思います。顔が広く、地元では名士のような存在でしたね。去年、マスク不足のときに“東京で買ってきたから、使ってください”と言って、大量のマスクを持ってきてくれた。親分肌なところもある人なのよ」

 だが、事故に気づきながら通報しなかったのではあれば、どんなに素晴らしい名士でも、人間として失格だろう──。

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