iPhone 13と13 Proのカメラはどう違う? 撮影機能を作例と動画でチェック

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2021年09月21日 22:12  ITmedia NEWS

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写真シネマティックモードの撮影画面
シネマティックモードの撮影画面

 ニューヨーク在住のYouTuber、大石結花さんが、iPhone 13シリーズのカメラ機能を試した。日常をVlogに記録するユーザーから見て最高だった機能はどれかというと……。



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 9月24日に発売されるAppleの新世代スマートフォン「iPhone 13」シリーズを一足先に試す機会があり、カメラのテストをしてきました。



 「iPhone 13 mini」「iPhone 13」の背面カメラシステムは、センサーやチップも全く同じで、「Phone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」のPro同士でも差はなく、iPhone 12のように「Pro Maxだけで使える」というような機能はありません。4機種全てにA15 Bionicの新しいチップが入り、iPhone 13 miniとiPhone 13は4コアGPU、iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Maxは5コアGPUを搭載しています。



●iPhone 13はセンサーシフトOIS搭載



 iPhone 13の背面カメラは斜めに配置されたデュアルカメラシステムに一新されていて、1200万画素の広角と、同じく1200万画素の超広角という2つのカメラが付いています。広角カメラはF値(絞り値)が1.6、超広角カメラのF値は2.4 です。前世代の12シリーズからF値や解像度は変わっていないのですが、センサーが新しくなっているため、全く別物といっていいでしょう。



 広角カメラは47%光を多く取り込めるようになり、12シリーズではPro MaxにしかなかったセンサーシフトOISという手ブレ補正の仕組みが、iPhone 13を含む全ファミリーで採用されました。超広角カメラも明るくなっていて、写真と動画でノイズが軽減されています。



●超広角でマクロ撮影ができるiPhone 13 Pro



 13 Proシリーズは、3つのカメラ:広角、超広角、望遠を搭載したProカメラシステムです。



 広角カメラはF値1.5で、センサーサイズが大きくなりiPhone 12 Pro Maxより49%多く集光できるようになっています。また、センサーシフトOISがProシリーズのどちらにも搭載されました。



 超広角カメラは、F値1.8になり、こちらもセンサーが新しくなって92%多く集光できるようになりました。また、Proシリーズでは超広角カメラを使ったマクロ撮影ができるようになり、2cmまで近づくことができ、iPhoneフォトグラフィーの幅がぐっと広がりました。



 望遠カメラは、F値が2.8に上がってしまいましたが、3倍まで光学ズームできるようになりました。77mmの焦点距離なので、クラシックなポートレートや、より遠くのものをクリアに撮影できます。



 12 Proシリーズに引き続き、Apple ProRAW が撮影できるのは13シリーズでもProとPro Maxだけで、今年はそれに加えてProRes動画を撮影できると先日のAppleイベントで発表がありました。



 ProRes撮影は現時点では使えませんが、2020年にProRAWが製品発表の数カ月後にソフトウェア・アップデートで使えるようになったように、今回もそのような形でアップデートされると予想できます。



広角カメラで対決 昼と夜



 iPhone 13とiPhone 13 Proの広角カメラは、センサーやレンズが違うため全く別のカメラといえますが、光がたくさんある好条件のときはほとんど違いが分かりません。コンピュテーショナルフォトグラフィーのおかげで、昼間であればほぼ完璧な状態になってしまいます。



 わざと悪条件な場所を選んでみると、多少の違いが出てくるように思えます。



 ナイトモードでは、もう少し違いが分かりやすくなってきます。Proのほうが色とディテールがより多く残っています。ただ、前提としてかなり厳しい環境で撮っていますので、13の健闘ぶりも十分すごいと言えます。



超広角カメラで対決 昼と夜



 超広角カメラも同様で、好条件だとほぼ違いがないくらいどちらも綺麗です。強いて言うなら、iPhone 13の方がフレーム端の歪みとディテールが失われているように見えます。ナイトモードでも、13 Proのほうが少しシャープになります。こちらも夜の逆光という最悪な条件で撮影しています。



 iPhone 13 Proシリーズではマクロ撮影が可能になり、ついついいろんなものに急接近して撮影したくなってしまいます。iPhone 13で同じだけ近づくと焦点が合わなくなってしまうのですが、13 Proならば、どのカメラを使っていても、ある程度の距離まで被写体に近づくと勝手に超広角カメラに切り替わりマクロモードに入ってくれるのが便利です。



望遠カメラ



 iPhone 13 Proシリーズの望遠カメラは、3倍光学ズームになり77mmの焦点距離になりました。



●シネマティックモードの一番の魅力は



 iPhone 13全4モデルで、「シネマティックモード」が使えるようになりました。これは、動画のポートレートモードのようなもので、フォーカスをあわせるべき場所を自動で検知してくれたり、撮影後に変更することができます。



 イベントで紹介されていた作例は、撮影用語では「ラックフォーカス」(Rack Focus)といいます。前後にある対象物のどちらかにフォーカスを合わせることで、話してる人物などの注目してほしい部分に視線を集める手法です。



 現時点では、人物の目線を使ってフォーカスを自動に移動させる機能の精度は、何度か試すと一度成功するくらいの精度です。画面をタップしてフォーカスを移動させることもできますし、撮影後に写真アプリの中でキーフレームで詳細にどのタイミングでどこにピントを合わせるか、そしてF値をどれくらいにするかというのを設定できます。



 実際のユーザーとしては、目線でフォーカスを変更したいということよりも、前ボケや背景ボケのある動画が撮れることが一番の魅力だと感じました。



 私が個人的にVlogスタイルの動画を撮影するときは、自らiPhoneを持ち、自分自身や周りで起きていることを記録します。シネマティックモードを使うと、まるで一眼カメラを使っているような品質の動画をiPhoneで手軽に撮れます。これはたとえ4KではなくHD画質でしか撮影できないとしても、とてもうれしい機能です。


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