ワガママ坊ちゃんが敏腕執事と始めるドタバタ同居コメディ!『オー・マイ・バトラー!』/マンガPOP横丁(78)

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2021年09月24日 19:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真オー・マイ・バトラー!
オー・マイ・バトラー!

 いわゆる「現実を受け入れなければならない」という状況。これは大人でもかなり心のカロリーを使うのに、子どもで味わうその負担の度合いは想像を絶する。その消費が如実に表れるのは、突然の生活環境の変化だろう。というのは、はりまが保育園児だった頃、親の仕事の都合で親戚が送り迎えをしてくれていた。退園後は、自宅ではなく一時的に親戚の家で仕事を終えた親が職場から引き取りに来るまで過ごしていたが、自分の家ではないという状況に慣れず、時間が経つほど不安でいっぱいになって涙するという経験をしたことがあるからだ。わずか3時間くらいでも自分にはかなりの負担だったのを記憶している。とはいえ、幼きはりまが涙していたのは最初の頃だけだったが。人間は成長するものですね!

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 さて今回紹介する『オー・マイ・バトラー!』(須藤パニャ/小学館)は、はりまのエピソードのような生活環境の変化を余儀なくされた坊ちゃんと、その坊ちゃんの子育てを託された執事の共同生活物語。2人がどう奮闘し成長していったか、慣れない環境の中で闘う坊ちゃんと敏腕執事とのドタバタ劇をちょこっとだけご紹介!

 その男は今日も一寸の狂いもなく朝6時に起床し、髪をキッチリと整え、モーニング姿で家を出る。彼の名は五百旗頭(いおきべ)。職業は執事。この男ただの執事ではない。彼が玄関を出てすぐのこと。ご近所の主婦がゴミ出し時間に遅れ困っているところを五百旗頭がすかさずフォローに走る、ママチャリで! 結果、とんでもない脚力でゴミ収集車に追いつき解決したのだ。そう、彼の奉仕力は人間離れしているのだ。そしてそのまま向かった先は、大きい門のあるお屋敷。ここから本来のお仕事が始まる。それは……お屋敷に住む一人息子・守(まもる)を預かるということだった。依頼者は守の父親。初対面では、守が断固拒否していたが、五百旗頭のその規格外の能力で守の世話をすることになるのであった。

 守にとってはほぼ強引ではあるが、2人が一緒に生活するという家へ向かう。そして着いてみると守は絶句! なんとそこに建っていたのは年季の入ったアパートだった。ここは執事である五百旗頭の家。唖然とした守の新生活が始まった。

 新生活初日に守の本性を知ることに。それは超ワガママな性格だったということ! 現実を受け止められない守はなんとか逃げようとしたり反抗したりするも、五百旗頭の完璧な給仕で気付けば心を掴ませられちゃってチョロさが露呈! 一難去ってまた一難の状況に五百旗頭は「子供とは…難しいものです」とポロリ。彼の唯一の弱点、それは子育て初心者なのであった。

 五百旗頭と出会う数カ月前に守は父から説明を受けるが、さぞかし不安で辛かったことだろう。しかし守は次々やってくる試練に最初はイヤイヤながらも、立ち向かい成長していく。守の秘めたピュアなかわいさと五百旗頭の超スタイリッシュな給仕の姿をぜひ楽しんでいただきたい。なんかとっても前向きになれる作品だ。

マンガPOP横丁

文・手書きPOP=はりまりょう

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