ショコラで吹き飛ばす秋の憂鬱 眠れぬ夜のレシピ 街が甘い香りに包まれたら

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2021年09月24日 22:00  ウィズニュース

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写真午後さんの漫画「寒い日にガトーショコラを焼く話」より=午後さん(@_zengo)のツイッター
午後さんの漫画「寒い日にガトーショコラを焼く話」より=午後さん(@_zengo)のツイッター

街の香りが季節の移り変わりを教えてくれます。憂鬱な気持ちになった時、心をスイッチする魔法のレシピです。手紙を添えて、お届けします。(漫画・コラム、午後)

【マンガレシピはこちら】ガトーショコラで秋の憂鬱吹き飛ばす 眠れぬ夜のレシピ

寒い日にガトーショコラを焼く話
街中に金木犀(キンモクセイ)の甘い香りが漂い始めました。
こんな季節には、チョコレートを食べたくなります。

板チョコと卵と薄力粉で作るガトーショコラ。
生地をさっくりと混ぜて焼きます。

寒いと思考がネガティブになっていけません。霜柱のある地面のようなケーキは、憂鬱を忘れさせてくれ、私を少し愉快な気持ちにしてくれます。

身体と心は繋がっている
こんばんは、午後です。

前回は、仕事が立て込んでしまったため、一度お休みをいただきました。

急なお休みになってしまい、ご心配をおかけしてしまっていたら、本当に申し訳ありません。

また今夜から、よろしくお願いいたします。

街中に金木犀(キンモクセイ)の香りが漂う季節になりましたね。この甘い香りは私にとって、年に一度の、密かな楽しみのひとつでもあります。いつか金木犀のシロップを作って、パンに塗って食べたいなぁなどと目論んでいます。

ところで、関東生まれ関東育ちの私は最近まで知らなかったのですが、金木犀って日本全国に咲く花ではないらしいですね。北海道には生えていないらしく、この前、金木犀の香りを知らない知人に香りを質問されたのですが、説明するのに骨が折れました。香りって知覚するものなので、色を説明するのと同じくらい大変な作業だと思います。結局、「桃や、フエキのりに近いような、甘い感じの香りだよ」と答えました(自信はありませんが…)。個人用にフエキのりの匂いが、一番近い気がしています。

気温がガクッと下がりましたし、おまけにずっと雨ですね。涼しさと甘い香りは嬉しいですが、気圧の乱高下は勘弁してほしいものです。気持ちがグシャグシャとしてきます。考えなくてもいいことまで考えてしまいます。

使い古された理論ですが、メンタルの不調にはフィジカルで対抗するのが、結局最も有効な気がしています。

暗転してしまった心にポジティブ・シンキングを求めるのは酷なので、ひとまずそっとしておいて、逆に身体にポジティブな刺激を与えるのです。例えば、身体を温める。湯船にゆっくり浸かる。ストーブをつける。温かい飲み物を飲む。秋に美味しいチョコ菓子を食べる。お気に入りの音楽を流す。身体と心は繋がっているので、不思議と心までぽかぽかしてきます。

作中ではオーブンの音が私の助けになりましたが、きっとあなたの近くにも、突破口になるものがたくさん転がっています。

もし余裕がありましたら、ぜひ今回ご紹介したガトーショコラを作ってみてください。みるみる泡立つ卵白は、まるで心の中のヘドロを洗い流す石鹸のようで、少し気持ちが晴れたりします。

それでは、今夜も素敵な夢が見られますように。おやすみなさい。


〈午後〉
SNS作家。2020年5月からTwitterに漫画を投稿をしている。今年1月に初の書籍「眠れぬ夜はケーキを焼いて」(KADOKAWA)を出版。Twitterアカウントは@_zengo。


◇  ◇  ◇

withnewsでは、午後さんがTwitterで発信している漫画とコラムを原則隔週金曜日の夜に配信していきます。

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