内田也哉子「父母兼任で、ときには姉妹のように…」母・樹木希林との当時の生活ぶりを振り返る

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2021年09月25日 06:50  TOKYO FM +

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写真内田也哉子「父母兼任で、ときには姉妹のように…」母・樹木希林との当時の生活ぶりを振り返る
内田也哉子「父母兼任で、ときには姉妹のように…」母・樹木希林との当時の生活ぶりを振り返る
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。9月5日(日)の放送では、エッセイストの内田也哉子さんが登場しました。


(左から)内田也哉子さん、高須光聖


◆改めて母と“出会い直している”

高須:いろんな人から聞かれていると思いますが、(母の)樹木希林さんはどんな人でしたか?

内田:今年の9月で他界して3年になりますが、いろいろな方から母の生前の話を聞いたり、「番組を作るから」ということで、(番組制作側から、私が)知らないエピソードを聞いたりして、改めて母と“出会い直している”という感じです。

ただ、本当に普通の親子で、私が小さい頃は、母のことを“厳しい”“怖い”と思っていました。でもそれは何の怖さかというと、必死に生きていたから。離婚はしていないですけれど、シングルマザー状態で家事も100パーセント自分でやっていたし、仕事も子育てもして……というなかで、どうしても厳しさを感じていた気がします。

高須:内田さんは1976年生まれですが、その時期は希林さんが一番大変な時期だったんです。「寺内貫太郎一家」(TBS系)では、由利徹(ゆり・とおる)さんや伴淳三郎(ばん・じゅんざぶろう)さんのような大先輩がいるなかで、当時31歳にして老け役でコメディをやるという。希林さんはコメディエンヌとして世に出てきたわけではないのに、あの一流メンバーのなかでコメディをやるというのは、すごいなと思って。

内田:殺気立っていましたね。ただ、子育てに関しては“食べさせておけば子は育つ”という考え方だったらしくて。70年代当時は、オーガニックの走りもあって“玄米菜食”にこだわっていて、本当に質素なご飯でしたけれどたくさん作ってくれました。

昔の“頑固おやじ”じゃないけど、一度言ったことは二度と言わないから、子ども側が“今はこうしたほうがいいんだな”と察して動く、みたいな。だから、わりと大人びるのが早かったんでしょうね。

高須:希林さんがほぼ一人親のような感じだと、男親を担っていた部分もあったんでしょうね。

内田:そうですね。父母兼任で、でもときには姉妹のように接してくることもあって。いただきものでケーキをもらうことがあると、母が最初に“あたし、これ!”って選んでいました(笑)。ひとりっ子だから、競争相手になる感じで。

◆「周りにどう思われようと気にしない」

高須:内田さんがゲストということでいろいろと思い返してみたら、“希林さんに影響を受けたことがいっぱいあるな”と思って。例えばCMで、もしかしたらコピーライターの方の言葉を言わされていただけかもしれないですが、“本人が納得されてしゃべっているんだな”って思えるCMの言葉が刺さって。希林さんが話されたことは素直に聞けるんですよね。

内田:そうですか〜。うれしいです。

高須:内田裕也さんなんて、いまだに年末あたりに暴れていそうなくらい(笑)。裕也さんには、「笑ってはいけないシリーズ」(日本テレビ系)に一度出ていただいたことがあるんですよ。

内田:えっ!? どういうシチュエーションで?

高須:VTRでパイロットの役をしていただいたことがあるんですよ(笑)。当時のプロデューサーが「内田裕也さんってかっこいいんだよ。小さな仕事でも大きな仕事でも(ギャラが)69万円で“ロック”なんだ」と言っていて、“うわ、かっこいい!”と思って。そう聞いていたんですけど、「実際どうだった?」ってプロデューサーに聞いたら、「いや、違いました」って(笑)。

内田:敏腕マネージャーがついていましたから(笑)。

高須:それでも年末に裕也さんに出ていただけたので、僕は感激でした。

内田:へぇー、それは観ていなかったです。こんな形で、人から(両親のことを)教えていただいて、家族のことを知っていくという変な状況なんです(笑)。

高須:いろんな人たちの頭のなかに(記憶として)ちゃんと残っているのがすごいと思います。

内田:父に関しても母に関しても、共通しているのは“周りにどう思われても気にしない”というところかなと。例えば、私が緊張していると「あんた、浅いわねぇ。自分をよく見せようとしているから、緊張したり“何を言ったらいいかわからない”って、もじもじするのよ。思ったことをストンと言うだけでしょ?」って。

高須:ただ、これが難しいんですよねぇ(笑)。思ったことをそのまま言ったら“変なことを言っちゃうかも?”って……。

内田:そうそう(笑)。それで思ったことを言い過ぎた両親ですよね。たくさんの方を傷つけただろうなと思うのですが、それでもどこかに面白みを見出してくれた方がいてくださったので、なんとか続いたんだろうなぁと思います。

<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/
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