沢口愛華、最大の魅力はその素直さ? 12ページの「週マガ」グラビアから考察

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2021年09月26日 12:01  リアルサウンド

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『週刊少年マガジン』43号

 グラビアアイドルの沢口愛華が9月22日に発売された『週刊少年マガジン』43号(講談社)の表紙&巻頭グラビアに登場した。南の島で撮り下ろされた水着姿を12ページにわたって披露している。


関連:【写真】『週刊少年マガジン』43号の沢口愛華グラビア


■グラビアから見る成長過程


 3年前「ミスマガジン2018」でグランプリを獲得したとき、沢口愛華はまだ15歳だった。そんなときから絶えずグラビア誌に登場し、表紙を飾り続けてきたと思うと、その青春時代は誰にも描けない濃厚さだ。グラビアを通して、貴重なハイティーンの成長過程をひっそりと見させてもらっていたわけだが、そこから感じられる沢口愛華のピュアさはいまだに全く薄れていない。きっと撮られ続ける環境にはプレッシャーもあっただろうし、自分のなかで何が正解か分からなくなることもあっただろう。けれど沢口愛華は、取り繕うことなく、うまく見せようとすることなく、等身大の形でカメラの前に立ち続けてくれていた。多くの撮影をこなすには、そうするしかなかったのかもしれないけれど、その素直さにこそ、グラビアにおける沢口愛華の魅力があると思う。


 ピンク色のビキニを着て、海で遊ぶ姿から始まるグラビア。無垢な動きが実に沢口愛華らしい。丸い瞳の輝きにも驚かされる。常時、品行方正に生きるなんて息苦しい。信じた道をまっすぐ歩くだけでも大変だ。けれど、あまり気を張りすぎる必要はないのかもしれない。沢口愛華が届ける平穏な夏の情景が、そんな風に囁いてくれている気がした。


 太陽に染まる川。光る大きな石にスピリチュアル的な能力は何もない。語りかけても微動だにしない無機物でも、そっと触れることで感じ取れる生き様がある。沢口愛華を包む自然の全てが、まるで彼女の親であるかのように、その小さな体を守っている。強く、優しく。そのなかで、のびのびと、好奇心の赴くままに動く沢口愛華がとてつもなく愛おしい。


 和室シーンで見る素朴で幼い表情。夏休み、里帰りしてきた親戚の娘と久々の再会をしたときのような気まずさがある。ただ、そのもどかしさが不思議と心地いい。いつか大人になったら、この感覚は薄れてしまうのだろうか。そう思うと、今のうちに堪能しておかないと勿体ない気もしてくる。そんな風に心が動く表情だ。


 娘のようでもあり、妹のようでもある沢口愛華。これからもその素直な姿で、たくさんグラビアを彩ってほしい。


■書籍情報
『週刊少年マガジン』43号
定価:320円
出版社:講談社


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