SBK第10戦スペイン:チャンピオンシップリーダーのラズガットリオグルが2勝。レイとのポイント差を20に拡大

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2021年09月27日 09:51  AUTOSPORT web

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写真SBK第10戦スペイン決勝レース2
SBK第10戦スペイン決勝レース2
 スーパーバイク世界選手権(SBK)スペインラウンドがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、レース1、レース2ともにトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)が優勝した。野左根航汰(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)はレース1で13位フィニッシュしている。
 
 今大会は、土曜日に行われたスーパースポーツ世界選手権300(WSS300)の決勝レース1でアクシデントが発生。ディーン・ベルタ・ビニャーレスが逝去する悲しいニュースとなってしまった。土曜日はSBKとスーパースポーツ世界選手権(WSS)の決勝レース1がキャンセルとなっている。日曜日の10時15分(現地時間)、ディーン・ベルタ・ビニャーレスの死を悼み、1分間の黙とうが捧げられた。
 
■レース1:ランキングトップのラズガットリオグルが優勝
 今大会には前戦カタルーニャで転倒、負傷したチャズ・デイビス(チーム・ゴーイレブン)、トム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が欠場。デイビスの代役としてロリス・バス、サイクスの代役としてユージン・ラバティが参戦している。
 
 SBKのレース1は日曜に行われ、スーパーポール・レースはキャンセルとなった。土曜日に行われたスーパーポールの結果により、ポールポジションにトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)、2番グリッドにアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、3番グリッドにジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、野左根航汰(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)は16番グリッドに並んだ。
 
 レース1は気温22度、路面温度29度のドライコンディション。序盤、3番グリッドからスタートしたレイがレースをリード。そのすぐ後ろにはラズガットリオグルが続く。レイとラズガットリオグルの二人が後続を引き離し、約1秒離れたところを3番手のアンドレア・ロカテッリ(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)、4番手にスコット・レディング(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が走行していた。
 
 チャンピオンシップを争うランキング2番手のレイとランキングトップのラズガットリオグルはコース上でも火花を散らす。その差は0.1秒から0.2秒ほど。均衡を保っていたが、7周目に6コーナーでラズガットリオグルがレイに接近。その際二人が接触しかけ、レイはややラインを外し、ラズガットリオグルは一瞬バイクを起こして挙動を乱す。このため3番手のロカテッリ、4番手のレディングに接近を許す結果となった。
 
 しかし10周目を迎えるころには再びレイ、ラズガットリオグルのトップ2が3番手のロカテッリを引き離す。トップ争いはまたしてもレイとラズガットリオグルの一騎打ちとなった。
 
 残り7周、再びレイとの差を詰めたラズガットリオグルは1コーナーでハードブレーキング。先行してコーナーを立ち上がると、レイのオーバーテイクに成功した。トップに立ったラズガットリオグルは、レイとの差を少しずつ大きくしていく。
 
 ラズガットリオグルはレイに追いつかれることなく、トップでチェッカーを受けて優勝を飾った。2位はレイ。3位はロカテッリとのポジション争いを展開したレディングが獲得した。
 
 4位フィニッシュはロカテッリ、5位はアルバロ・バウティスタ(チームHRC)、6位はデイビスの代役として参戦したバズだった。野左根は13位でレースを終えた。
 
■レース2:レディングとの優勝争いをラズガットリオグルが制す
 レース2は同日の午後に行われた。気温は28度、路面温度は45度にまで上昇した。また、レース2はロウズが手首の状態が完ぺきではないことを理由に欠場することになった。
 
 ポールポジションスタートのラズガットリオグルがトップに立ち、その背をレイが追っていたがマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が2番手に浮上。レイは3番手に後退する。
 
 トップのラズガットリオグル、2番手のリナルディ、少し離れて3番手のレイ、4番手のレディング、5番手のロカテッリが続く展開。レイはトップ2から遅れ、3周目にはレディングのオーバーテイクを許して4番手に後退した。
 
 3番手にポジションを上げたレディングは前を走るラズガットリオグル、リナルディとの差を詰める。トップ3はラズガットリオグルを先頭とするリナルディ、レディングのグループとなった。その約1秒後方を走るレイは4番手を維持しつつもロカテッリなど後方のライダーと僅差の展開が続く。
 
 レイはその後、ロカテッリ、バウティスタに相次いでかわされ、さらにアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)がレイに迫る。レイは前のライダーとの差を縮められず、バッサーニからポジションを守る走りとなった。
 
 一方、トップは依然としてラズガットリオグルがキープしていたが、レディングが2番手に浮上。リナルディが3番手に後退していた。そのリナルディにロカテッリが迫り、残り7周でオーバーテイク。ロカテッリが3番手に浮上する。リナルディはバウティスタにもかわされ、5番手に後退。4番手となったバウティスタは、前を走る3番手のロカテッリを追う。
 
 さらに残り5周になると、2番手のレディングがトップのラズガットリオグルに接近していた。テール・トゥ・ノーズでラズガットリオグルを追うレディング。ラズガットリオグルはコーナー進入でラインを締めていたが、レディングは残り4周の10コーナー立ち上がりでラズガットリオグルをオーバーテイクし、トップを奪取した。
 
 しかし残り3周、ラズガットリオグルが13コーナーでレディングをパス。トップを奪い返す。さらにその後方ではロカテッリとバウティスタによる激しい3番手争いが展開されていた。バウティスタは13コーナーでロカテッリをかわし、3番手に浮上する。
 
 ラズガットリオグルはレディングを振り切り、トップで最終コーナーを立ち上がると、今大会で2勝目を挙げた。レディングは0.113秒差で2位。3位はバウティスタで、前戦カタルーニャのスーパーポール・レースに続く表彰台を獲得している。
 
 4位はロカテッリ。5位はレイで、チャンピオンシップではランキングトップのラズガットリオグルとランキング2番手のレイとのポイント差は20に広がった。野左根は4周目に転倒リタイアに終わった。
 
 スーパースポーツ世界選手権(WSS)は1レースのみが行われ、川崎祥吾(G.A.P.モトズー・レーシングbyプセッティ)が22位フィニッシュ。スーパースポーツ世界選手権300(WSS300)は決勝レース1で赤旗終了。岡谷雄太(MTMカワサキ)は8位、決勝レース2では表彰台争いを繰り広げ、2番手でフィニッシュラインを通過。しかし、のちに最終ラップでトラックリミット違反を喫したとして1ポジション降格となり、3位だった。岡谷は今季2度目のポディウムに立った。

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