70歳で次を思えるという幸せ。

1

2021年09月27日 10:51  チケットぴあ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

チケットぴあ

写真撮影:源賀津己
撮影:源賀津己
ドキュメンタリー映画『バケモン』で、裏の裏までさらけ出した笑福亭鶴瓶。同作の重要な縦軸として描かれていた古典落語「らくだ」には、現代にも通じるエッセンスが隠されている。たとえば犢せってなんだっけ?瓩箸いμ笋いけ。笑福亭鶴瓶に今年の落語会の見どころと幸福論について聞いた。

「『らくだ』の主人公は、幸せだったかもしれないと思うんです。長屋の連中みんなから嫌われていたけど、そんなの関係なく人生をやり切った幸せというか。そもそも、幸せの形なんて人それぞれですけど、僕の場合なら17年間も追いかけてくれる人がいてくれたのが幸せでした。その人の映画のおかげで猊饌罎任寮犬痢悗蕕だ』が観たい瓩箸い声が届くんですけど、今年の落語会では『死神』をやろうかなぁと考えています。いろんな落語家がそれぞれのサゲ(※オチ)で演じてる噺なんですけど、米津玄師さんの曲が話題にもなってるでしょ? 『アジャラカモクレン、テケレッツのパー』という呪文までもが歌詞になっててめっちゃおもろい。僕の『死神』はサゲはもちろん設定にも独自の解釈があるから、いま『死神』をやるのはおもしろそうやなぁと。そのうえで、昨年のツアーで行けなかったところでは、映画で届いた声にこたえるじゃないですけど、『らくだ』をやる予定です」

次回公演への全方位的なサービス精神を、自身が感じた幸せエピソードを交えて語ってくれた鶴瓶だが、より大上段に構えての犢福論瓩覆蕕个匹Δ。

「もうすぐ70歳なんですけど犲 △覆砲靴茲Α瓩隼廚┐觜せってあるんやなぁって。毎年の落語会にしても、あれやろう、これやりたいと思える幸せ。10代の人のなかには爐笋蠅燭い海箸わからない瓩箸い子もいるんでしょうけど、いろんなことをやってみればいいのにと思うんです。爐海譴皸磴Α△△譴皸磴Α違う違う違う瓩箸覆辰討發いいら、とにかくスタートしてみる。そしたらね、自分で決めるのか人が決めてくれるのかはわからないけど爐海譴澄瓩箸いΔ發里暴笋蟆颪┐襪呂困任垢ら。そういう意味では、僕にとっての幸せを遠ざけるものって動かないことかもしれない。僕は死ぬのは怖くない。それよりも、動かず、なにもしないことのほうが怖いんです」

映画『バケモン』での鶴瓶は言った。「なにもしなければ道に迷わないけれど、なにもしなければ石になってしまう」。こんな時代だからこそ、笑福亭鶴瓶は止まらない。

取材・文:唐澤和也
    ニュース設定