F1第15戦ロシアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

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2021年09月27日 22:01  AUTOSPORT web

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2021年F1第15戦ロシアGPレース後会見 優勝ルイス・ハミルトン(メルセデス)、2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
2021年F1第15戦ロシアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)だ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=5位
 まず、今日優勝してグランプリ100勝目を挙げたルイスを祝福したい。僕の方は、とても難しいレースで、楽な一日ではなかった。でも終盤雨が降ったことで救われた。その前は、ポジションを上げていくことができずにいた。想像以上に難しかった。コーナーで前のマシンについていくことができなかったんだ。ひどいアンダーステアが出てしまい、スピードを維持して近づくことができず、オーバーテイクに持っていけなかった。他のマシンは前のマシンにもっと簡単に近づけるのにね。

 雨が降った時、1周早くピットに入りたかったが、チームの準備ができていなかった。それでも最初にピットストップするグループのひとつだったので、うまくいったよ。ポジションを上げて、たくさんポイントを稼いだ。きつい一日だっただけに、うれしい。

■マクラーレンF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=4位
 波乱の多いレースだった。このコースでは何も起きないこともあるのに、今週末は予選でも決勝でもいろいろなことが起きた。

 僕のスタートは良すぎたみたいで、いったんポジションを落としたけれど、1周目の間にいくつか取り戻した。ファーストスティントのディフェンスはとてもうまくやれたと思う。セカンドスティントではいいオーバーテイクが何度かできた。ただ、ハードタイヤでのスティントの終盤は少し苦しんだ。

 でも雨が降ってきて、すべてが一変した。インラップは混乱していて、ターン7で、カルロスが飛び出して、僕も、マックス(・フェルスタッペン)もコースオフした。マックスは前を行く僕たちふたりを見たから、あまりひどいことにならずに済んで、そこで前に出ることができたんじゃないかな。インターでコースに戻ると、カルロスがすぐ前にいた。最後の数周は必死に彼を追いかけたけど、時間が少し足りなかったね。あと少しで表彰台だった。でも4番手も悪くない。たくさんポイントを稼げたし、こういうトリッキーなコンディションで、事故に巻き込まれることなく走り切れるのはいいことだ。

 ポジティブな要素がいくつか見つかったが、個人的にはまだ取り組むべきこともある。引き続き努力し続けるよ。

■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツ 決勝=3位
 トリッキーではあったけど、僕にとってはポジティブな週末だった。予選も良かったし、本当に全力を尽くしていいレースができた。ダーティーサイドでありながらスタートは完璧に決まり、ターン2でランド(・ノリス)のアウトサイドから、リスクを承知でブレーキングを遅らせてトップに立った。ただ、残念なことにタイヤのグレイニングでペースが上がらず、ずっと首位を守ることはできなかったし、早めにピットに入らなければならなかった。

 最初のピットストップの後は、とてもいいスティントになった。トラフィックの中ではハードタイヤをマネージメントしつつ、クリーンエアになったところでプッシュして、「これなら3位は確保できそうだな」と思っていた。雨が降り始めて、ひどくトリッキーな状況になるまではね。使い込んだハードを履いていたこともあり、ピットに入ってインターに交換する必要があるのは明らかだった。そして、チームと共に正しいタイミングで正しい判断をした結果、3位を取り戻すことができたんだ!

 ポディウムに上がれてうれしかった。ただ、今度フェラーリがレースをリードした時には、しっかりとその座を守り続けることができるように、チームとして何を改善すべきなのか分析する必要があると思う。次のレースまで少し時間があるからね。これからもプッシュし続けるよ。

■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
 もちろんこの結果はうれしいよ! 最後尾から2位というのはとてもいい結果だ。今朝起きた時にはこんな結果が出せるとは思っていなかった。

 ペナルティを受けながらこの位置でフィニッシュできたことで、ポイントをあまり失わずに済んだ。チームとして僕たちはとてもいい仕事をしたと思う。

 インターに換えるという判断が決め手になった。あの時、路面がとても滑りやすい状態だった。タイミングの面で素晴らしい判断をして、適切なラップにピットインした。

 後方からのスタートだと何が起きてもおかしくない。特に1周目は皆がポジション争いをしているから、何かが起こる可能性があるけれど、今日はトラブルに巻き込まれることなく、クリーンなレースをして、とてもうまく管理して走り切ることができた。

 楽なレースではなく、オーバーテイクも難しかった。さらに、トラフィックのなかを走っていると、タイヤにダメージを受けやすかった。でも幸いにも最後の雨に助けられて、順位を上げることができた。

(インターミディエイトに交換する判断について語り)スリックからインターに換える際の判断は完璧だった。1周前に交換していたら、インターが1周か2周で壊れていただろう。トラックの3分の2がまだ乾いていたからね。正しいラップでピットインして、7番手から2番手に浮上できたというのは、素晴らしい結果だよ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
 100勝目か……。ずいぶん長い時間がかかった。100勝目を達成できるという確信が持てなかったぐらいだよ。

 昨日の予選での自分の仕事に満足していなかったので、昨夜、何度も何度も録画を見直した。小さなミスがいくつかあったからね。今朝起きた時には、今日挽回しようと心に決めていた。

 きついレースだった。スタートでは、トラブルに巻き込まれないことを心がけたことで、いくつも順位を落としてしまった。でも粘り強く走り続けた。

 終盤に雨が降り出した時には、ピットインしたくないなと思った。ランドに逃げられてしまうからね。雨がどうなっていくのか、もちろん分からなくて、僕にはその時の状況を感じ取ることしかできなかった。戦略チームが今日してくれたことに心から感謝している。

 サーキットに来ているスタッフ、ファクトリーのスタッフのハードワークなしには、100勝に近づくことすらできなかった。皆に本当に感謝している。今、特別な気分だよ。

 今日、ランドは素晴らしい仕事をしたね。すごく速かったし、マクラーレンのために立派な仕事をした。僕にとって古巣のチームに先行されるのは少し複雑な気分だったけれど、彼らはメルセデスエンジンを積んで高いパフォーマンスを発揮しているし、彼らが団結して戦っているのを見るのはうれしいことだ。

 マックスは最後尾から2位という、すごい仕事をやってのけた。選手権争いはこれからも続く。僕たちは残りのレースで最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。

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