メルセデスF1代表「我々は最大限にポイントを獲れていない」タイトル獲得に向けアグレシッブなアプローチを継続

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2021年09月28日 16:11  AUTOSPORT web

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2021年F1第15戦ロシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、レッドブルとのタイトル争いにおいて“非常にアグレッシブ”なアプローチを取り続けると述べている。それは両チームとも、ポイントを最大限に獲得できていないためだ。

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)は第15戦ロシアGPでF1における100勝目を挙げた。この偉業によって、ハミルトンはドライバーズ選手権で宿敵マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)から首位の座を取り戻すことができた。

 しかしロシアGPでフェルスタッペンがグリッド最後尾からスタートし、2位でチェッカーフラッグを受けるという目覚ましい走りをしたことで、ハミルトンは次戦トルコGPを前に、チャンピオンシップでたった2ポイントの差しかつけられていない。

 ロシアGPの後、メルセデスはコンストラクターズ選手権でレッドブルとのポイント差を33ポイントに広げて優位に立っているが、ウォルフは2チームの間の差はわずかであり、双方に浮き沈みがあることから、メルセデスは2021年シーズン後半の各レースで全力を尽くさなければならないことを認めた。

「ある意味では、我々は最大限にポイントを獲得できていない。今日も同様だ」とウォルフは日曜日のレース後に語った。

「予選は決定的だったと思う。(パワーユニット交換によりグリッド降格ペナルティを受けた)バルテリが後退したことで難しくなるのは分かっていた。結局我々は1位と5位となり、非常に良い結果だった。そのことに疑問はないし、なによりルイスの100回目の勝利だったのだ」

「しかしマックスは目を見張るような走行で順位を回復した。それがチャンピオンシップ上ではよくなかった。つまり簡単に言えば、我々は今シーズンに対するアプローチを非常にアグレッシブな形で続ける必要があるということだ。大量のポイントを獲るために防御ではなく前進するのだ」

「なぜなら現時点で我々2チームも他のチームも、本当の意味で最大限にポイントを獲れていないからだ」

 理論上では、モンツァとソチはメルセデスにとって強みを発揮できる場所であることに議論の余地はないと見られていた。しかしウォルフは、今年のレギュレーション変更が、過去の統計を基にした予測を役に立たないものにしてしまったと主張している。

「我々にとって力強いレースができるかどうかということで予測を行うことを、私はやめた。なぜならすべての新レギュレーションによってすべてが変わり、大きな変化が生まれてしまったからだ」

「もちろんモンツァとソチが我々とより相性がいいことは分かっていた。そして現実にはこれが我々のポジションであり、これがポイント差だ。私は2チームのどちらかのパフォーマンスが大きく上下にぶれることはないと思う」

「まったくのところ、可能な限りベストな仕事を続けることがすべてだ」

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