事件前、母親の「育児放棄」判定=「男の暴力止められない」―3歳死亡、逮捕から1週間

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2021年09月28日 21:00  時事通信社

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時事通信社

写真死亡した新村桜利斗ちゃん(知人提供)
死亡した新村桜利斗ちゃん(知人提供)
 大阪府摂津市で新村桜利斗ちゃん(3)が熱湯をかけられ死亡した事件で、市などが桜利斗ちゃんの母親について「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」と判定していたことが28日、分かった。殺人容疑で母親の交際相手の男が逮捕されてから29日で1週間。市は男の同居を把握しておらず、判定後も「緊急性は低い」とする判断を変えなかった。専門家は「市の認識は甘いと言わざるを得ない」と指摘している。

 摂津市によると、母親から5月に「交際相手が子どもの頬をたたいた」と相談を受け、市職員が無職松原拓海容疑者(24)と面談。松原容疑者は「もう手を出さない」と話したが、市と府吹田こども家庭センター(児童相談所)は暴力から子どもを守れない母親を「中度のネグレクト」と判定した。

 6月には母親の知人らから「このままでは桜利斗ちゃんが殺されるかもしれない」と市に訴えがあった。市は母親や桜利斗ちゃんと面談したが、外傷などは認められず、一時保護などの対応を取らなかった。松原容疑者の同居も把握できなかった。

 府の児相は2018年8月から、受理した虐待情報を警察と「全件共有」する制度をスタート。同センターは、桜利斗ちゃんについて「市が受理し対応中の案件」として警察と情報共有しなかった。府警のある幹部は「職員数が限られる市や児相では限界がある。警察が把握できていれば何らかの対応ができたのではないか」と話す。

 NPO法人「児童虐待防止協会」の津崎哲郎理事長は「交際相手の同居を隠そうとするケースは多く、虐待もエスカレートしやすい」と指摘。行政の対応について「最悪の事態につながる危険性の認識が甘かったのではないか。積極的に介入すべきだったが、対応は不十分と言わざるを得ない」と話した。 

このニュースに関するつぶやき

  • ネグレクトにも親類があるのよ。子への他人からの暴力を放置、を何故緊急性が高くないと判断したのか。身体の世話の怠慢等とは訳が違うでしょう。もう法の改正を早く早く!
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  • 若い母親、キラキラネーム、離婚、育児放棄、そしてダメな男に引っかかる。数え役満だよな。 https://mixi.at/aeYsKcL
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