「あなたは成功する」フォーチュン・クッキーを信じた女性、評価額13億円の会社を築く(米)

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2021年09月28日 21:11  Techinsight Japan

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フォーチュン・クッキーに導かれるまま事業で成功を収めた女性(画像は『Tell your mom thanks. 2021年7月14日付TikTok「100% true story.」』のスクリーンショット)
世の中には迷信や占いなどを信じる人は大勢いるようだが、このほどアメリカ在住の女性がフォーチュン・クッキーのおみくじに書かれていた言葉を信じて事業を始めたところ、見事に成功を収めたという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。

米ミネソタ州ミネアポリスでパーティや結婚式などのイベント用品を扱う「Paper Supply Station LLC」を経営するアマンダ・キャメロンさん(Amanda Cameron)が今年7月14日、TikTokに投稿した動画が話題となっている。動画では彼女が事業を始めるきっかけとなったのが「フォーチュン・クッキーのおみくじだった」と明かしており、英メディアが9月下旬に紹介したことでさらに多くの関心が集まったようだ。

2児の母でもあるアマンダさんは5年前の2016年のこと、30歳だった頃に突然の失業に見舞われて「完全に心が折れていた」と明かしている。職を失ったその日の夜、アマンダさんの夫クリスさん(Chris)が元気付けるために中華料理をテイクアウトしてくれたそうだが、その中にあったフォーチュン・クッキーが彼女の運命を変えることとなった。

フォーチュン・クッキーの中にあったおみくじには「あなたのビジネスは、とてつもない成功を収めるでしょう」とあった。アマンダさんは当時、ほぼ無一文の状態にもかかわらずおみくじの言葉を信じて事業を起こすことを決意したそうで、当時のことをこのように振り返っている。

「ビジネスの経験はありませんでしたが、何も失う物がなかったんです。資金を集めるまで4か月ほどかかると思ったんですが、失業給付金から160ドル(約1万7700円)を捻出し、紙などをデザインカットできる“cricut(クリカット)”を購入し、それで作った商品を“Etsy”で販売し始めました。」

アマンダさんは購入したカッティングマシーンで紙をデザインカットしてパーティや結婚式などの装飾品などを作り、ハンドメイド品を中心に取り扱うオンラインショッピングモール「Etsy(エッツィー)」にオンラインショップを開店した。販売を開始してからまもなくして、幸運なことに有名なライフスタイルブロガーが商品を購入しブログ内で紹介したことによってアマンダさんが扱う商品は人気となり、売り上げがどんどん伸びていったそうだ。

その後、夫のクリスさんも仕事を辞めて手伝うこととなり、わずか3メートル四方の自宅の地下の事務所からより大きな屋外のガレージに事務所を移転した。そして事業を立ち上げてから2年後には、現所在地であるミネアポリスの商業施設に465平方メートルもの広さがある事務所に会社を移転した。

そして2019年には当時のブランド名を「Paper Supply Station」から「1801 & Co.」に変更し、その後も順調に業績を伸ばしていった。さらにアマンダさんはTikTokに投稿した動画で、自身の会社の評価額が1200万ドル(約13億3600万円)とも明かしている。

アマンダさんの動画は多くの人に希望を与えたようで、「これはすごい! シェアしてくれてありがとう」「この話は本当に励みになるわ」といった声が寄せられている。アマンダさんは自分と同じようにチャレンジしたいと思っている人たちに対してこのようにアドバイスをした。

「あなたが他の誰もしてない何かをしようとするのはとても難しいことだと思います。その代わり、あなたの好きなことを見つけてください。あなたの熱意が人々の心を惹きつける何か唯一無二の物を生み出すことでしょう。」

画像は『Tell your mom thanks. 2021年7月14日付TikTok「100% true story.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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  • 中華街とかで売ってるテキトーなヤツですよねw?
    • イイネ!4
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