「ロビン・リンチ」はアイルランド出身のロビン・リンチが立ち上げたブランド。アントワープ王立芸術アカデミー学長であり「アントワープ・シックス」の一人として知られるウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)らが審査員を務めた「big design award 2019」でグランプリを受賞し、その後は継続的にロンドンファッションウィークでコレクションを発表している。
2022年春夏コレクションは、アイルランド文化をバックグラウンドに、アランニットとスポーツウェアという異素材をコラージュするロビン・リンチのデザインと、シンフラックスが独自に開発する人工知能のデザインシステムを融合して製作。1年間かけて行われた継続的な対話と人工知能を用いた反復的な実験を通して、ロビン・リンチの個人史データを記録媒体として見立て衣服に編み込んだという。