ブンデスリーガ第7節が3日に行われ、バイエルンがフランクフルトをホームに迎えた。日本代表の鎌田大地はベンチスタート、長谷部誠は今シーズン初のリーグ戦ベンチ外となっている。
バイエルンは9分、エリア近くでフリーキックを獲得する。レロイ・サネが直接狙うもボールはゴール右に大きく外れてしまう。一方のフランクフルトは13分、バイエルンのクロスボールがDFに当たってあわやオウンゴールのピンチに。しかしGKケヴィン・トラップが片手で弾いて失点の危機を免れた。
試合はバイエルンペースで進むが、なかなかビッグチャンスが訪れない。25分には右サイドでトーマス・ミュラーとの連携からニコラス・ズーレが切り込んでシュートを放つが右に外れる。
するとバイエルンは29分、ミュラーがロベルト・レヴァンドフスキにパスを供給すると、レヴァンドフスキはDFのチェックを受けながらもエリア中央付近にボールを落とす。最後は突っ込んできたレオン・ゴレツカが右足で鋭いシュートを突き刺してバイエルンが先制に成功した。
対するフランクフルトは32分、フィリップ・コスティッチのコーナーキックからマルティン・ヒンターエッガーが頭で合わせて同点弾。失点に絡んだ借りを自ら返した。42分にはジブリル・ソウのフィードに反応したアルマミ・トゥーレがGKと1対1の局面を迎えて逆転弾のチャンスに。しかしその前に立ちはだかったのはGKマヌエル・ノイアーで、ゴールを割ることはできなかった。
バイエルンは44分、サネのクロスにセルジュ・ニャブリが右足で合わせるが、ポストに直撃しこちらも追加点とはならない。一方のフランクフルトは最後の最後にビッグチャンスを迎えて前半が終了。1−1での折り返しとなった。
バイエルンは56分、ズーレのクロスにレヴァンドフスキが強烈なヘディングシュートを叩きつける。しかしGKトラップがスーパーセーブを見せゴールを割らせない。バイエルンは60分代に入っても怒涛の攻撃の手を緩めないものの、相手の堅い守備に1点が遠い。
フランクフルトは83分、ソウが高い位置でボールを奪取すると、最後は左サイドのコスティッチが左足を振りぬいてゴールネットを揺らした。
バイエルンは終了間際まで同点の機会を窺うが、GKトラップの牙城を崩すことができない。試合はそのまま終了し、フランクフルトが敵地で逆転勝利。バイエルンは今シーズン公式戦初黒星を喫した。
【スコア】
バイエルン 1−2 フランクフルト
【得点者】
1−0 29分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
1−1 32分 マルティン・ヒンターエッガー(フランクフルト)
1−2 83分 フィリップ・コスティッチ(フランクフルト)