大谷翔平、偉業尽くめのシーズンに幕 46号弾で「クインティプル100」達成

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2021年10月04日 08:30  ベースボールキング

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初回に第46号の先頭打者弾を放つエンゼルスの大谷翔平
● マリナーズ 3 − 7 エンゼルス ○
<現地時間10月3日 Tモバイル・パーク>

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)が3日(日本時間4日)、今季最終戦となる敵地でのマリナーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。46号の先頭打者弾でシーズン100打点に到達し、メジャー史上前例のない投打複数5部門での「クインティプル100」を達成した。

 初回、マリナーズの先発左腕・アンダーソンの甘く入ったカットボールを強振。打球は低い弾道で右翼席へ飛び込む46号の先頭弾となった。11試合ぶりとなる一発で先頭弾は通算4本目。また、日本人では2007年の松井秀喜(ヤンキース)以来、14年ぶりにシーズン100打点到達。100安打、100得点、100投球回、100奪三振を加え、メジャー史上初となる投打複数5部門(投2・打3)での「クインティプル100」を達成した。

 一死二塁だった2回の第2打席は勝負を避けられ敬遠。4回の第3打席は見逃し三振に倒れたあと、5回の第4打席も申告敬遠で歩かされ、リーグ断トツの20敬遠目で、前日に自ら塗り替えた日本人のシーズン最多四球数を96に更新した。7回の第5打席は空振り三振。今季最終戦は3打数1安打1打点、2四球1得点2三振の結果だった。

 今季は20度も投打同時出場を果たすなど、二刀流としてメジャーを席巻。ベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」はお預けとなったが、投手として23試合で130回1/3を消化し9勝2敗、防御率3.18、156奪三振を記録。打者としては48本塁打でランキング1位のペレス(ロイヤルズ)とゲレロJr.(ブルージェイズ)に2本及ばず本塁打王は逃したものの、打率.257(537打数138安打)、46本塁打、100打点、103得点、26盗塁の好成績を残した。

 シーズン46本塁打は日本人シーズン最多で、エンゼルスではトロイ・グロースの47本塁打に次ぐ球団2位の記録。最終盤の“四球攻め”で日本人のシーズン最多四球数も96まで伸ばし、強打者としての地位を確立した。メジャー史上初の「45本塁打、25二塁打、5三塁打、25盗塁」など、投打成績を絡めた記録も含め、同種の偉業には枚挙にいとまがない。今夏のオールスターでは異例の「先発投手兼指名打者」でスタメン出場し、前夜祭のホームランダービーでもファンを魅了。偉業尽くめの2021年シーズンが幕を閉じた。


【動画】最終戦で100打点の大台に乗せる46号弾!

このニュースに関するつぶやき

  • そういえば、夏は毎日のように大谷のホームランニュースを見ましたね。10勝はできなかったけど、来年こそは!と期待できるので、それはそれでよかったです!怪我には気をつけて
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