巨人4連敗、首位ヤクルトと9.5差…2点先取も逆転負け、山口6失点で自身7連敗

○ 広島 6 − 2 巨人 ●
＜22回戦・マツダスタジアム＞

　巨人は投打とも振るわず4連敗。残る貯金は4となり、優勝マジック「11」を灯した首位・ヤクルトとのゲーム差は9.5に広がった。

　巨人は初回、1番・松原が先頭弾を右中間席へ運び先制。松原はこれで球団4位タイとなる23試合連続安打とし、育成出身選手では歴代シーズン最多となる12本塁打目をマークした。2回は8番・ウィーラーの中前適時打で2点目。しかし、初回、2回とも続く好機を逸し、得点は1点ずつしか奪えなかった。

　先制してもらった先発の山口だったが、2回に一死から二、三塁のピンチを招くと、7番・安部に前進守備の二塁・若林の横を抜ける中前2点適時打を許し同点。5回は一死満塁で5番・坂倉に逆転となる中前2点適時打を浴びノックアウトされた。

　リリーフした戸根も2本の適時打を許し5回だけで計4失点。山口は5回途中6安打4四球6失点の内容で、自身7連敗となる今季8敗目（2勝）を喫した。

　打線は3回以降、立ち直った広島先発・大瀬良の前に沈黙。逆転負けで9月以降は8勝18敗6分けとなり、よもやの大失速でリーグ3連覇は絶望的となった。