日本代表GK権田修一が、12日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選・グループB第4節オーストラリア戦後のメディア対応に臨んだ。
日本は8分、田中碧のシュートで先制に成功すると、69分にフリーキックから失点。86分、浅野拓磨がシュートを放つとオウンゴールに繋がり、日本は勝ち越しに成功。そのまま試合は終了して、日本は2−1でオーストラリアに勝利を収めた。
権田は試合を振り返り、「勝ち点3は今日は絶対条件だったと思うので、まず取れたことは今は喜ばしいです」とする一方で「状況的にはまだ何も変わってないなと僕は思っています」と述べ、「サッカーの内容は、今日がベストじゃないですし、今日の試合を見て次のベトナムだったり、また対策を練ってくると思うので。常に常にアップデートしないといけないとは思っています。次はしっかり連勝できるような準備していきたいと思います」と続けた。
権田は新布陣について触れ、「ボールにプレッシャーにいくのも、後ろがしっかり付いてきてくれるっていう安心材料がないとプレッシャーにいけないと思うんですね。そこをみんなが共有できたからこそ、今日はしっかり入りからアグレッシブな戦いができたのかなと思いますし。ただ、これがベストじゃないですし、まだまだ僕らは向上する余地はたくさんある」と話した。
また、権田は「僕自身、失点0に抑えられなかったことが悔しさに残るタイプの選手なので。止めたシーンだったりっていうのはもう自分に与えられた仕事だと思っています」として、失点について悔しさを露わにした。
「失点のところは僕自身は日本代表でやっている以上は、あれが『いや素晴らしいシュートでした。だからしょうがないです』って言ったら先がないと思うので。あれをしっかり僕自身が止めることもそうですし、壁の作り方なのか、あれをチームとして防げるように、そこの部分を僕自身まだ向上していかないとならないところだと思っているので。そこにこだわってこれからもやっていきたいなと思います」
さらに権田は「あそこはまずは防がなきゃいけない」と続け「1−0で勝っていた、あそこであの時間帯で失点するっていうのは、チームとして苦しくなるというのは、サウジ戦もそうです」とした一方、「あそこで失点したあとに、みんながバラけなかったっていうのがまずは一番すごい大事なことで、本当に僕らは勝ち点3が今日は絶対に必要だっていう気持ちでプレーしていたので。あそこでみんなが落ち着いて、まだ時間もあったし返せるという自信をもってできたのは、すごくよかったところ」と述べた。