元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーが現役続行を望んでいることを明かした。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在29歳のウィルシャーはアーセナルの下部組織出身で2008年9月にトップデビューを飾り、公式戦198試合に出場して14ゴール30アシストを記録。だが、度重なる負傷の影響で出場機会も徐々に減少すると、2016年夏にボーンマスにレンタル移籍し、2018年夏にはウェストハムに完全移籍した。しかし、再びケガの影響により約2年間で公式戦19試合の出場にとどまると、昨年10月にはウェストハムと契約解除で合意。今年1月にチャンピオンシップ(イングランド2部)のボーンマスへと加入したものの、契約満了に伴い今夏に退団していた。
現在フリーとなっているウィルシャーは先日、古巣アーセナルの練習に参加していることをミケル・アルテタ監督が明かしていた。現在の状況について同選手は「現時点ではコーチングライセンスを取るために取り組んでいて、クラブはそれを手伝ってくれている。また、アカデミーの子どもたちもそれを助けてくれている」と語った一方で、現役を続けることにも意欲を見せた。
「これは明らかに僕が楽しみにしていることで、もしかしたら将来はそうなるかもしれない。だが、僕はまだプレーしたいと思っている。まだ多くのことを与えられると思うし、何かを証明する必要があると感じている。それが今プレーをやめて、コーチングキャリアを始めたくない理由だ」
「人生の多くを過ごした古い友人たちの顔を見られることができて嬉しい。フィットネスに関しては段々と上がってきている。良い選手たちと一緒に練習をできることは素晴らしいことだ。僕は1月までここにいる。どのクラブからもまだニュースはないが、それまでには何かあると信じている」