オリックス・宮城にプロ野球の壁 谷繁氏「正直苦しむと思います」

1

2021年10月15日 07:34  ベースボールキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

オリックス・宮城大弥投手<写真=北野正樹>
◆「これはみんな通る道」

 オリックスの宮城大弥投手(20)は14日、マジック点灯がかかるロッテとの首位攻防カード3戦目に先発するも、5回8安打3四死球5失点の内容で今季4敗目(12勝)を喫した。

 宮城は前回登板から中12日での先発だったが、立ち上がりからロッテ打線につかまり3イニング連続失点。3回終了時点で自己ワーストの5点を失う苦しい投球で、援護したい打線も元気なく、2位・ロッテに優勝マジック「9」の点灯を許した。

 14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷繁元信さんは、「初めて1年間ローテーションを守って、かなり疲れが溜まっていると思う。今日見る限りでは疲れが取れていないのかなと感じた」と宮城の投球に言及。新人王資格も持つ実質1年目の左腕のパフォーマンスが、疲労によって低下しているとの見解を示した。

 また、谷繁氏は「腕もちょっと下がってるし、チェンジアップも内側に入ってくるじゃないですか。ということは(腕が)横振りになる=手首が寝ているという状態なんだと思う。ストレートも角度があまりなくてシュート気味に入って来るボールも多かった」と、投球フォームの微妙な変化がボールの質にも影響していると指摘した。

 ただ、「これはしょうがないのなかなと。悪いなりにどうやって抑えていくかということがこれから大事になってくる」と、年間を通して先発ローテーションの一角を担うための試練であることを強調。登板間隔の調整のために一度抹消されたことの是非について問われた際にも「(今後は)正直苦しむと思います。でもこれはみんな通る道なので、ここを頑張って乗り越えてほしい」とエールを送っていた。

 宮城は14日終了時点で今季22試合に登板し、12勝4敗、防御率2.55の好成績をマークしているが、9月以降は5試合で1勝3敗、防御率4.82と苦戦。奪三振率・与四球率・被打率などの各指標も低下しており、年間143試合を戦う“プロ野球の壁”に直面している。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


【動画】同学年対決は朗希に軍配!オリックス対ロッテのハイライト

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定