はじまる「ドラフト2022」への道…次の高校生“世代No.1投手”争いがアツい!

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2021年10月16日 11:40  ベースボールキング

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ベースボールキング

写真松商学園・栗原英豊選手 [写真提供=プロアマ野球研究所]
松商学園・栗原英豊選手 [写真提供=プロアマ野球研究所]
◆ 夏の甲子園で2年生が躍動!

 10月11日(月)に開催されたプロ野球のドラフト会議。

 今年は支配下で77名、育成で51名の計128名が指名を受け、プロ入りのチャンスを掴んでいる。




 一方で、指名選手の所属元では“新チーム”での戦いが始動している。

 思えば智辯和歌山の優勝で幕を閉じた夏の甲子園でも、今秋のドラフトで指名を受けた3年生の選手たちが流石のプレーを見せていた中、今年は2年生の躍動というのが目立った。

 そこで今回は、ドラフト2021が終わったばかりではあるが、2022年以降のドラフトで指名が期待される有望選手たちを紹介したい。まずは高校生の投手から。



◆ 来秋の目玉?日本文理・田中晴也に熱視線

 今夏の甲子園で最もスケールを感じさせる投球を見せた2年生と言えば、日本文理のエース右腕・田中晴也になるだろう。

 強豪・敦賀気比を相手に8回を投げて8失点と悔しい“聖地デビュー”にはなったが、ストレートは自己最速を更新する147キロを計測。新潟大会と比べてもフォームの躍動感がアップしており、指にかかった時のボールの勢いは申し分なかった。


 少し腕の振りが身体から遠く、下半身と上半身の連動がもうひとつ噛み合っていない点は気になったとはいえ、現段階でこれだけのスピードボールが投げられるところに底知れぬポテンシャルの高さを感じる。

 また、打者としてもゆったりとタイミングをとって、懐の深いスイングが光る。この秋以降も、投打両面でスカウト陣から高い注目を集めるだろう。


◆ 松商学園・栗原英豊が見せた潜在能力

 同じ北信越地方で、田中のライバルになりそうなのが松商学園のサウスポー・栗原英豊だ。

 今夏の高岡商戦では7回を投げて自責点2、奪三振8つの好投。見事にチームを勝利に導いている。

 甲子園でマークした最速は139キロだったが、長野大会では140キロを超える数字も出ており、何より力みなく速いボールを投げられるという特長がある。

 また、カーブやスライダーを投げる時もしっかりと腕が振れていて、どちらのボールでも空振りがとれるような変化の鋭さが感じられた。

 まだ少しコントロールを気にして腕を振り切れない場面も見られたが、下半身の筋力をアップさせて、ストレートが140キロ台中盤を超えるようになれば、高校からのプロ入りも十分に狙えるはずだ。


◆ サウスポーに逸材多し

 このほか、栗原以外にもサウスポーに好素材が多い。スケールの大きさでは、楠本晴紀(神戸国際大付)と森山暁生(阿南光)が双璧だ。

 楠本は春のセンバツでリリーフとして好投。この夏も3試合に登板して最速142キロを記録するなど、成長ぶりを見せつけた。

 大型投手でありながら体の使い方が上手く、リリースに力を集中できるのが長所だ。


 森山は徳島大会を一人で投げ抜いたチームの大黒柱。夏の甲子園では初戦で沖縄尚学に敗れるも、最速141キロをマーク。たびたび力強いボールを投げて、素材の良さを見せた。

 まだ上半身の力に頼ったところがあるだけに、下半身を上手く使えるようになれば、その馬力がさらに生きてくるだろう。


 チームが結果を残したという意味では、森下瑠大(京都国際)がNo.1だった。最速は139キロにとどまり、130キロ台前半のボールも多かったが、球持ちが良いため数字以上にボールの勢いが感じられた。

 前橋育英戦と二松学舎大付戦では2試合連続で2ケタ奪三振をマークするなど、チームの準決勝進出に大きく貢献。身体は細身なだけに、これから筋力がつけば、まだまだ球速が上がる可能性は高いだろう。


◆ 右投手の注目株は?

 一方、右投手にも楽しみな選手が顔を揃えている。最も結果を残したのは、4強進出の近江でエース格として奮闘した山田陽翔だ。

 最速146キロのストレートと鋭いブレーキのフォークを武器に、全国の強豪相手に見事な投球を披露。少し力任せになるところは課題になるが、投打ともに馬力が光った。

 武元一輝(智弁和歌山)は、わずかなイニングでも強いインパクトを残した投手。和歌山大会では登板機会がなかったにもかかわらず、夏の甲子園の準々決勝でリリーフ登板すると、いきなり最速148キロをマーク。コントロールなどはまだまだ不安定だが、身体が大きく、身体的なポテンシャルは高いだけに、近いうちに150キロの大台超えが期待できそうだ。

 このほか、塩路柊季(智弁和歌山)や上山颯太(三重)、平野順大(京都国際)、小西彩翔(県岐阜商)、大川塁(鹿島学園)などが目立つプレーを見せていた。


 昨年はこの時期に小園健太(市和歌山)や森木大智(高知)、そして前出の風間などが既に高い評価を得ていたが、今年はそこまで突出した存在はいない。それだけに「世代No.1」を巡る戦いはこれから激しくなるだろう。

 秋以降、ここで紹介した投手がさらにレベルアップした姿を見せてくれることに期待したい。


☆記事提供:プロアマ野球研究所




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