それは突然やってきました。私は頭が真っ白になってしまいました。
実家へ帰るため、私たちは飛行機に乗ります。飛行機の座席は端っこの3列シートでした。窓側にはサングラスをかけた金髪のお姉さんが座っています。
私:「怖そう……。静かにさせるよう、気を付けなくちゃ……」
私は真ん中に3歳の長女を。膝に1歳の息子を座らせ、着席しました。
こんな飛行機の移動すら大人しくさせられないのに、これからずっと「ひとり」で育てていくなんて無理……。そう思うと、いままで抑えてきた「不安」がどんどん膨れ上がり、私は自分自身が情けなくなってしまい、涙がボロボロ溢れてきてしまいました。すると隣の席の女の子がサングラスを外して、こちらを睨みつけたのでした。
後編へ続く。
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