東京03は“芸人界の希望” 豪華コント番組の仕掛け人・佐久間宣行&橋本和明が魅力を語る「全国狙う部活みたい」

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2021年10月17日 06:00  ORICON NEWS

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写真東京03による冠コント番組『東京03とスタア』の企画・演出を担当する(左から)佐久間宣行氏、橋本和明氏 (C)ORICON NewS inc.
東京03による冠コント番組『東京03とスタア』の企画・演出を担当する(左から)佐久間宣行氏、橋本和明氏 (C)ORICON NewS inc.
 お笑いトリオ・東京03による冠コント番組『東京03とスタア』(毎週日曜 後1:45 ※関東ローカル)。3日から24日までの全4回にわたって放送される同番組で、企画・演出を担当しているのは、『ゴッドタン』(テレビ東京系)などを手がける佐久間宣行氏と、同局で『有吉の壁』などを手がける橋本和明氏。これまでの2回で、千葉雄大、白石麻衣といった豪華な“スタア”とともに、日曜の昼に笑いを届けてきた番組の魅力に迫るため、佐久間氏と橋本氏に話を聞いた。

【番組カット】第3話には光石研が登場

■雑談から生まれた“上質なコント番組” 日テレ随一の技術スタッフ×東京03の化学反応

――2人の関係性について

【佐久間宣行】テレビ東京で『ウレロ』をやっている時、橋本さんがやられていた『マジカルラジオ』に東京03の角田晃広さんが出るから、角田さんに『ウレロ』のキャラクターで出ていただきたいんですよという相談をいただいて。その時に連絡先を交換したのが10年前くらいで。それくらいからの知り合いではあった。それ以来、頻繁には連絡取ってないんですけど、僕が有吉さんと番組やっている頃に、『有吉の壁』の特番が始まって。有吉さんの楽屋で「あんなのできるのすごいですよね、どうやって企画書を書いたら通るんですか?」って話していたら「日テレのプロデューサーとディレクターが頑張ってくれて、あんなことができるのはうれしいよね」という話で盛り上がっていました。

【橋本和明】なかなか他局の方とお会いする機会がない中で、佐藤栞里さんとパンサーさんが『あちこちオードリー』に出演された収録のとき、『有吉の壁』の話で盛り上がったということで、佐久間さんから「壁の話をけっこうしているけど、いいですか?」とLINEをいただいたんです。そこから雑談で「そういえば、佐久間さん、テレ東を退社したんですよね」という話題から、なにかやりましょうよという話になった…というのが経緯です。

――4話を撮り終えての感想

【佐久間】どれもすごくいいなと思います。やっぱり、日本テレビの技術さん、美術さんのレベルが高くて、セットがすごいんですよ。このセットによって、コントなんだけどドラマのルックでできていて…。笑えるけどグッとくるみたいな内容になっています。何より、ゲストの方々が本気で来てくれて。全員せりふもバッチリ入れて、自分のアレンジも入れてくれて、03のベースの上で遊んでいるので、すごくいい番組だなと。

【橋本】東京03と佐久間さんがやっている、ということに対して、いい意味でプレッシャーがちゃんとかかっていて、ゲストの方もこんなに考えてくれているんだというくらい、考えてくれています。日テレでもう一度本気でコントを復活しようと思った時に、コントを芯からわかっている03さんと佐久間さんに来てもらって本当によかったなと思っています。日テレとしての意地もあって、技術スタッフも管理職ばかりが集まりました(笑)。普段はシフトを作るような立場になっている人が「こういう番組だから来ました」って、肩を回しながら来てくれたので、とてもうまいですし、カット割りを直すのも速いから、すごくいい刺激になりました。

【佐久間】フレーミングっていう、画角に入れる構図の作り方が、どのカメラもうまいんですよね。やっていて、本当にしびれるものがあって、おもしろかったですね。そして、なにより東京03ですね。3人が、本読みをした後にも独自で練習をしてくれていて。だから、現場に来た時点でベースができているんですけど、現場でスタッフがカット割りを直している間に、勝手にゲストと練習してくれるんですよ。すごかったですよ。白石麻衣さんとの練習。

【橋本】こちらが送った本に対して、この語尾のほうがいいんじゃないか、このせりふのツッコミの方がいいんじゃないかと提案してくれて。直ってきたものを見ると、全部理由がわかるものになっていて。その上で、収録合間にけいこもしてくれる人たちって実在するんだって(笑)。

【佐久間】全国狙う部活みたいですよね(笑)。部員が自主的に練習しているから、なかなかの強豪校ですよ(笑)。

【橋本】カメリハをやって、本番までにまたもう一段階よくなっている。03さんのキャリアで、そんなことまでやってくれるんですかって驚きました。ゲストの方との相乗効果もあって、どれもクオリティーが高いものになっています。

【佐久間】12〜13分のコントをポーンと、あの人たちの熱量でやっているものを受け取ったら、視聴者のみなさんもきっとグッとくると思います。笑える内容になっていることはもちろん、何回でも見られる感覚がありますね。

■東京03の愛される力「仕事をした人はみんな好きになる」 “公式お兄ちゃん”佐久間氏「彼らが活躍するエンタメ界ってよくない?」

――一緒に仕事をしてみて驚いたところ

【佐久間】ご一緒しているのが3ヶ月くらいで、まだ一部しかわからないのですが、僕が感動したのは、日本テレビの橋本さんを中心とした一枚岩な感じです。この企画には若手の方も参加してくれて、きょうの収録も新人の子が水だけをもって来てくれて(笑)。そういうのも含めて、お笑いやりたいんだなっていう熱いスタッフがいること、橋本さんが慕われていることがうかがえて、ずっと感動していました。面白いことをやりたい人が多い。

【橋本】僕はやっぱり、03さんと佐久間さんが培ってきた信頼感などを間近で見られるのは勉強になっています。演者さんが何かボケた時に「こっちがいいんじゃない?」って、演出がその場で踏み込んで言うことって、相当な信頼感がないとできないですよね。そういう佐久間さんのやり方は、僕自身も勉強させていただくことが多かったです。自分が演出に回ると、なかなかほかの方の演出を見る機会が少ないので、何食わぬ顔して、けっこう勉強させてもらっています(笑)。それをたくさんの若い社員に見せるということも、めちゃくちゃお得なことをさせてもらっているなと。みんなの中に残るものがあればいいと思っているんですよね。「あの時こうだったな」というのがあれば、それが後々コント番組を作る機会に恵まれた時の財産になると思うので。

――番組への思い

【佐久間】東京03の3人は、やっぱりずっとコントをやってきた人たちだから、年々面白くなっていますよね。東京03の一番おもしろい状態を、こんなに豪華な座組で実現させてくれたのは本当にうれしいです。あと、東京03って本当に真面目で笑いに誠実だから、仕事を一緒にした人はみんな、3人のことを好きになっちゃうんです。それが日本テレビのスタッフさんにも伝わったらうれしいです。

【橋本】めちゃくちゃ伝わっていると思います。東京03のファンになって帰っていく番組になっていますよね。普段の03さんが書いているコントとは違う役回りを、3人が楽しんでやってくれて、すごくうれしかったですね。そこも含めて楽しめるから、僕はこの番組を続けるのが使命だと思っています。きょうの帰り際にも「くれぐれも続編を」という話はしましたので。

――続けていくために、視聴者としてできることはある?

【佐久間】やっぱり、まずはいろんな形で見ていただくということですよね。

【橋本】TVerでランキングに入っていることも、力になりますからね。ツイッターの口コミで、たくさんの人が再生してもらうことも力になりますし。TVerがあるって、本当に便利で、一部地域でしか放送されない番組も、放送が終わった直後から全国で見られるのは大きいです。

――佐久間さん、最後に東京03さんの公式お兄ちゃんとしてのコメントをお願いします。

【佐久間】この度、正式に就任しましたので(笑)。

【橋本】何をもって、正式なんですか(笑)?

【佐久間】飯塚さんから「もう公式お兄ちゃんですね」と言ってもらって、公式お兄ちゃんになりました(笑)。もう、みなさんわかっていると思いますけど、東京03が全国回って、何万人も動員して、愚直にコントをやって、ここまでなってきたって、やっぱり芸人界の希望だと思うんですよね。だから、彼らが夢をかなえることが、お笑い界にとって良いことだと思うし、彼らが活躍するエンタメ界ってよくない?って思うので、そういうチャンスがあれば、また応援していきたいです。
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