デビュー目前のアルファヒディ。ダービー馬シャフリヤールの弟はどれほどの器か

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2021年10月17日 06:51  webスポルティーバ

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厳選!2歳馬情報局(2021年版)
第21回:アルファヒディ

「競馬の祭典」GI日本ダービー(東京・芝2400m)を制した馬の弟や妹となれば、自然と注目が集まる。まもなくデビューを迎える2歳馬にもそんな存在がいる。

 栗東トレセンの池江泰寿厩舎に所属するアルファヒディ(牡2歳/父ハーツクライ)である。




 同馬の兄は、今年のダービーを制したシャフリヤール(牡3歳/父ディープインパクト)。デビュー戦を快勝したあと、GIII共同通信杯(東京・芝1800m)では3着に敗れたものの、GIII毎日杯(阪神・芝1800m)で驚異のレコード勝ちを決めた。

 迎えたダービーでは、皐月賞馬エフフォーリアが断然の1番人気に支持され、共同通信杯で同馬の後塵に拝したシャフリヤールは4番人気だった。だが、毎日杯で圧巻の走りを見せ、その強さを最高峰の舞台で改めて証明。エフフォーリアが先に抜け出したところを、馬群を縫うように強襲しゴール前でとらえてハナ差先着した。

 このシャフリヤールの上には、皐月賞(中山・芝2000m)、大阪杯(阪神・芝2000m)とGIを2勝しているアルアイン(牡/父ディープインパクト)もいる。これらを兄に持つアルファヒディは、今年デビューする2歳世代の中でも屈指の良血と言える。

 そして現在、アルファヒディは初陣に向けて入念な調整を重ねている。その姿を見守る陣営の評価はどれほどのものだろうか。関西専門紙記者がその様子を伝える。

「池江調教師は『(アルファヒディは)先週あたりから動きがよくなっており、態勢は整いつつある』と言いつつ、性格がおっとりしているのか、『前向きさが足りず、追ってからの加速がまだ足りない』とも話していました。

 それでも、これから調教を重ねるなかで『気持ちが乗って、動きが良化してくれれば』と池江調教師。血統が血統だけに、求めるものが高いのでしょう」

 デビュー戦は10月24日の2歳新馬(阪神・芝1800m)。クリストフ・ルメール騎手が鞍上を務める予定だ。調教では同騎手も騎乗。リーディングを独走する名手は、こんな感触を口にしているという。

「調教では併走馬に遅れたこともあって、ルメール騎手は『まだこれからの馬』というジャッジでしたが、切れるというよりはワンペースなタイプなので、『1800mは合っている』と話していました。

 全体的な評価は辛口の印象がありますが、スタッフを含めて『いいものを持っている』という感触は誰もが一致しているようです」

 兄姉には活躍馬が並ぶだけに、アルファヒディに対する期待値は大きい。その分、調教段階から求められるものは自然と高くなっており、関係者から辛口のコメントが聞かれるのも無理はない。

 だが、動き自体は着実に上向いている。実戦の舞台でこそ、良血馬がその底力を発揮してもおかしくない。

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