横浜・そごう美術館で「ムーミン コミックス展」開催 11月19日から

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2021年10月17日 08:05  ORICON NEWS

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写真横浜・そごう美術館で「ムーミン コミックス展」11月19日より開催
横浜・そごう美術館で「ムーミン コミックス展」11月19日より開催
 原作者トーベ・ヤンソン(1914−2001年)の半生を描いた映画『TOVE/トーベ』が公開され、注目度をさらに上げている「ムーミン」。神奈川・横浜にあるそごう美術館で、11月19日より日本初公開となるムーミンキャラクターズ社が所蔵する作品約280点を展示する「ムーミン コミックス展」が開催される(2022年1月 10日まで※会期中無休)。

【写真】トーベ&ラルス姉弟の写真や展示予定の原画など

 フィンランドのヘルシンキに生まれたトーベは、15歳から芸術家としてのキャリアをスタート。画家、小説家としても活躍した。1945年から25年にわたって手がけた「ムーミン」の童話シリーズは、1954年よりコミックス(漫画)の連載を始めたことで、ムーミンの人気を決定的なものにした。

 ムーミン コミックスは1954年から75年までイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で連載され、人気を博した。主にトーベが絵とせりふを書き、弟のラルス ・ヤンソン(1926−2000年)がネタ探しと英訳を担当。1959年にトーベによる連載が終了したあと、1960年からの15年間はラルス一人で漫画製作を担当した(ムーミンコミックス連載全73話の内、1話〜13話と18話はトーベが制作、14話〜 21話はラルスが筋書きを担当しトーベと共同制作、22話〜52話は、ラルスが担当)。

 「イブニング・ニューズ」紙の連載はイギリスにとどまらず、スウェーデン 、デンマーク、母国フィンランドの新聞、さらに最盛期には 40ヶ国以上、120紙に転載され、読者は1200万人にのぼり、国を超え愛読されたコミックスを通して、ムーミン童話の世界は広く知られるようになる。

 その波及効果は、オリジナルであるムーミン童話の児童文学シリーズにも及び、次々に世界各地で翻訳・出版された。ムーミンコミックスをきっかけに、トーベは児童文学作家としての国際的な名声を不動のものとした。日本でも2000年から、筑摩書房より「ムーミンコミックス」(訳:冨原眞弓、全14巻)が出版されている。

 「ムーミン コミックス展」では、大半が失われたとされる原画の中で、現存するものが日本初公開される。そのほか、キャラクター設定画や習作など貴重な資料を通じて、奥深くも豊かなムーミンの世界に触れることができる。原作者のトーベだけでなく、テキストの英訳やネタ作りでトーベのコミックス制作を支え、さらにトーベ降板後はひとりで15年間描き続けた弟ラルスの功績にもスポットライトを当て、ラルスの未邦訳の3話分の原画と、『ムーミンたちの戦争と平和』を全点展示する。

 会場では、映像展示として、トーベによる初めてのコミックスでスウェーデン語の新聞「ニイ・ティド」に 1947〜8年連載された「ムーミントロールと 地球の終わり」(約2分)と、「イブニング・ニューズ」紙に掲載されたコミックスの第1話作品「ひとりぼっちのムーミン」(約12分)の上映も。

 フォトスポットとして、1950年代、フィンランドのストックマンデパートのショーウインドウに飾られていたスノークのおじょうさんとムーミンの人形も登場する。

 会場でナビゲートしてくれる「音声ガイド」は、アニメ『ムーミン谷のなかまたち』のリトルミイ役でおなじみの声優、大谷育江。コミックスのストーリー、展示作品の見どころなどを解説していく(25分/600円※税込)。なお、『ムーミン谷のなかまたち』は、NHK・Eテレで11月6日午前10時30分から放送される。

 同展のメインビジュアルデザインは、デザイナーの大谷有紀氏が担当。ムーミン コミックス「まいごの火星人」の一コマが使用されている。「まいごの火星人」は、こわれたラジオをもらったムーミン。畑に落ちてきた火星人のUFOの部品でパパが修理をしたところ、ムーミン谷の皆に不思議でおかしな出来事が次々と起こる、というおはなしだ。
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