終の棲家はどうする?後悔しない老後を過ごすために大事なこと

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2021年10月17日 11:32  All About

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写真老後にいくらかかるのか、終の棲家はどうするか。情報リテラシーを高めて、目星をつけておくことで不安解消につながるとFPの畠中雅子さんはいいます。さらに、自身の経験から「後悔しない老後を過ごすために大事なこと」について話を伺いました。
老後にいくらかかるのか、終の棲家はどうするか。情報リテラシーを高めて、目星をつけておくことで不安解消につながるとFPの畠中雅子さんはいいます。さらに、自身の経験から「後悔しない老後を過ごすために大事なこと」について話を伺いました。
老後にいくらかかるのか、終の棲家はどうするか。情報リテラシーを高めて、目星をつけておくことで不安解消につながるとファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんはいいます。さらに、自身の経験から「後悔しない老後を過ごすために大事なこと」について話を伺いました。

いろいろな方向から自分が欲しい情報を手繰り寄せる

――「ウィズコロナの時代は、マネーリテラシー以上に情報リテラシーを高めることが自分の身を守るカギになる」と伺いました。老後不安を解消するうえでも、自分にとって必要な情報を得ることが重要ですね。

畠中雅子さん:老後にかかるお金をリアルに知るために、積極的に情報を得る姿勢がとても大切です。例えば、老後をどこで過ごすか。私の場合、仮に認知症になった時、入りたいグループホームにすでにいくつか目星をつけています。

じっくりと時間をかけて探し、実際に訪問してみた結果、月に15万〜16万円くらいで生活でき、評判がいいところを見つけることができました。場所や設備にこだわりだすと費用もどんどん高くなってきりがありませんが、自分が使えるお金と照らし合わせながら、終の棲家を探しておくと安心材料になりますよ。

――高齢者施設は高いイメージがありました。どうすれば、自分にあった情報をうまく探せるのでしょうか?

畠中さん:漠然と探していると情報の波にのみ込まれてしまうので、こだわりや条件を自分のなかで明確にしておくことは大事だと思います。

高齢者施設にしても、ネットで調べると上位にランクインされるのは高い施設が多くなっています。それだけ広告費を払っているからなのですが、それだと自分が欲しい情報になかなかたどりつかないかもしれません。

でも、“そういうところしかないんだな”とあきらめず、条件を絞り込んで探し直したり、実際に高齢者に関するコミュニティで聞いてみるなど、いろいろな方向から情報を手繰り寄せることで、自分の希望に近いところが見つかる可能性が高まります。

保険会社の探し方も同様です。どれも似たり寄ったりで選べないという人も多いと思いますが、自分にとって不安を解消してくれるこだわりポイントで探してみるのも手。

例えば、一人暮らしの人にとって、具合が悪くなった時にすぐに相談できる相手がいないことは、大きな不安材料ですよね。そうした時に、健康相談のサポートが充実しているという観点で探してみる。24時間365日、電話で健康相談のサービスが受けられるところも多いですし、なかには、コールセンターの人たちが全員医療関係者で専門知識があるなど、手厚い付帯サービスを売りにしているところもありますよ。

やりたいことを先送りしすぎないことも大切

――老後資金を貯めるのに必死で、お金が使えないという声もしばしば耳にします。

畠中さん:みなさん、老後に向けて頑張って貯蓄にいそしみ、“今を楽しむ”ということがなかなかできずにいる人が多いように思います。ですが、老後が健康体であるとは限りません。せっかくお金をためたのに、体が思うように動かなかったり、今度はお金が減るのか怖くて楽しめないというケースはよく聞く話。

私事で恐縮ですが、50代になってから、世界中のミニチュア巡りをするために、毎年6〜7回海外旅行に行っています。ですが、コロナで昨年と今年のフライトは全部キャンセル。いつ再開できるかわかりませんし、その間に潰れてしまった場所もあります。

実はもともと、60代になってから世界のミニチュア巡りをしようと思っていたのですが、仲のいい友達をがんで亡くし、いつまでも健康でいられる保証なんてないことを目の当たりにしました。ですから、計画を前倒しして50代から実行。お金はたくさん使いましたが、全く後悔していません。その分、長く働くつもりで覚悟を決めています。

後悔しない人生を送るためには、やりたいことを先送りしすぎず、現役で働いている時に、今しかできない楽しみにお金と時間を使うことも大切なことだと思います。

教えてくれたのは……畠中雅子さん
 
大学時代にフリーライター活動をはじめ、マネーライターを経て1992年にファイナンシャルプランナーになる。新聞・雑誌・ウェブなどに多数の連載を持つほか、セミナー講師、講演、相談業務などを行う。

取材・文/西尾英子
(文:あるじゃん 編集部)

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