斎藤佑樹、涙の引退試合 プロ生活11年「僕が持っているのは最高の仲間」

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2021年10月17日 19:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

日本ハム・斎藤佑樹 (C)Kyodo News
○ 日本ハム 4 − 3 オリックス ●
<25回戦・札幌ドーム>

 今季限りで現役を引退する日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が17日、本拠地・札幌ドームで引退登板を行い、試合後のセレモニーでファンに別れを告げた。

 斎藤は先発・上沢のあとを受け、4−3と1点リードの7回に2番手として登板。オリックスの1番・福田と対戦し、最後はフルカウント後の外角球が外れ現役最後の登板は四球となった。全7球を投げ込み3番手・堀とスイッチ。降板時はファンの拍手に笑顔で手を振り応えていたが、ベンチに戻り栗山監督に声をかけられたあと、堰を切ったように大粒の涙を流した。

 好リリーフの堀が無失点でベンチに戻ると、再び笑顔でお出迎え。日本ハムは1点リードを守り、6回3失点の上沢はシーズン自己最多を更新する12勝目(6敗)。斎藤の引退試合を勝利で飾った。

 試合後は引退セレモニーが行われ、現役時代にバッテリーを組んだオリックスの中嶋監督やチームメイトの宮西、上沢らから花束を受け取り、VTRコメントでは栗山監督や梨田前監督、早実高の先輩にあたるソフトバンクの王会長から労いの言葉を受けた。

 その後、マイクの前でファンにあいさつし、「本日はこのような場を用意していただきありがとうございます。ファイターズファンのみなさん、入団してから引退する今日に至るまで、温かいご声援をありがとうございました。にもかかわらず、ご期待に沿う成績を残すことができず、本当にすいませんでした」と話した。

「ファイターズに入団してから11年間、ファンの方に喜ばれ、チームの勝利に貢献したいと思い、必死に腕を振り続けてきました。『諦めて辞めるのは簡単』『どんなに苦しくても、ガムシャラに泥だらけになって最後までやり切る』。栗山監督に言われ続けてきた言葉です。その言葉通り、どんなにカッコ悪くても前だけを見つめてやってきたつもりです。ほとんど思い通りにはなりませんでしたが、やり続けたことに後悔はありません」とこれまでの葛藤を口にした。

「ファイターズには優しく叱ってくれる先輩がいて、かっこいい同期がいて、後輩もみな誇らしい選手ばかりです。みんなのおかげで、入団したときよりは少しはマシな大人に成長できたと感じていています。そんな素敵な方々に出会えたのも、野球を続けさせてくれた両親のおかげです。お父さんお母さん、ありがとうござます。『斎藤は持っている』と言われたこともありました。でも本当に持っていたら、良い成績を残せたでしょうし、こんなにケガもしなかったはずです。ファンのみなんさんも含め、僕が持っているのは最高の仲間です。みなさんと過ごした時間は、僕の一生の宝物です。長い間、ありがとうございました」と締めくくった。


【動画】斎藤佑樹の引退試合でサプライズ!ともに汗を流したファームの仲間が大合唱
\ 異例の大合唱💯 /#斎藤佑樹 選手の登場曲をサプライズで鎌ヶ谷の選手が大合唱❗️❗️
最後は笑顔😄でグラウンドを去ります👏
本当に今までありがとうございました👍

📺#GAORA プロ野球中継
🆚@Orix_Buffaloeshttps://t.co/eOp8VQFMbG で生放送中⚡️#lovefighters #イチカラ #01Karat pic.twitter.com/qsuw43JPwi— ファイターズ on GAORA SPORTS (@gaora_fighters) October 17, 2021

このニュースに関するつぶやき

  • アマ時代から投球フォームに難がありプロで活躍するには疑問視があった。実力よりもイメージが強く ある意味でマスコミに躍らされた悲劇の主人公かもしれない。第2の人生頑張れ
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