W杯予選超豪華メンバーだったのに…「まさかの敗退」となった国といえば?

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2021年10月18日 18:00  AERA dot.

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写真イングランドのガスコイン(左)とフランスのカントナ(写真/gettyimages)
イングランドのガスコイン(左)とフランスのカントナ(写真/gettyimages)
 全世界でコロナ禍が続く中、サッカー界では2022年W杯カタール大会へ向けた予選が実施されている。アジア最終予選では日本が2勝2敗スタートとなり、本大会出場を危ぶむ声も挙がっているが、過去には「まさかの予選敗退」となった国が多くある。


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 1990年、1994年と2大会連続で欧州予選敗退の憂き目にあったのが、出場14回、優勝2回を誇るフランスだ。「シャンパン・フットボール」と賞賛された華麗なパスサッカーで1984年のEUROを制し、1986年のW杯メキシコ大会では3位に入ったタレント軍団が、“将軍”プラティニの引退とともに暗黒期に突入。1990年イタリア大会予選では、ストイコビッチ擁するユーゴスラビアだけでなく、伏兵スコットランドにも敗れ、グループ3位で予選敗退。


 そして続く1994年アメリカ大会予選では、カントナ、パパンという当時の世界トップクラスのFWを揃えながら、勝てば出場決定となるホーム・イスラエル戦で終了間際の2失点で逆転負けを喫すると、引き分け以上で出場確定となる最終戦のホーム・ブルガリア戦でも、再び終了間際に逆転ゴールを許して土壇場で出場権を逃す「パリの悲劇」を味わうことになった。


 同じ時期、欧州の実力国であるデンマークも、あと一歩でW杯本大会に辿り着けなかった。20世紀を代表するGKシュマイケル、そしてラウドルップ兄弟がいた時代だったが、1990年イタリア大会予選では最終節を前にグループ首位に立ちながら、最後にゲオルゲ・ハジを擁するルーマニアに1対3で逆転負けして予選敗退。そして1992年のEUROを制して欧州王者として臨んだ1994年アメリカ大会予選でも、最終節で敗れ、スペイン、アイルランドに続くグループ3位。アイルランドとは勝点、得失点差で並びながらも本大会出場は叶わなかった。


 その1994年は、サッカーの“母国”イングランドもアメリカの地を踏むことができなかった。1990年イタリア大会ではリネカー、ガスコインの活躍で4位となったが、さらなる復権が期待された1994年アメリカ大会の欧州予選でノルウェー、オランドと同組となると、直接対決でともに1分1敗と勝利を挙げることができずにグループ3位で敗退。不安定な戦いに終始したチームを指揮した当時のグレアム・テイラー監督は、「史上最悪のイングランド代表監督」の汚名を背負うことになった。



 日本がW杯に初出場した1998年フランス大会からは、本大会出場チームが24から32に拡大されたことで「まさかの敗退」は減ったかに思えたが、2002年の日韓大会ではオランダが欧州予選で敗れた。当時のチームには、クライファート、ファン・ニステルローイ、マカーイ、オーフェルマルス、ダービッツ、ファン・ボメル、コクー、ライツィハー、フランク・デ・ブール、スタム、ファン・デル・サールと錚々たる世界的名手たちが揃っていたが、同組となったポルトガル、アイルランドに苦戦し、その両国が勝点24で並んだのに対してオランダは勝点20の3位。飛行機嫌いのベルカンプが代表から引退した影響も非常に大きく、“幻の優勝候補”となった。


 そして前回2018年ロシア大会では、再びオランダが、さらにイタリアも欧州予選で敗退した。オランダは、ロッベン、デパイら攻撃陣に相変わらずのタレントを擁していたが、フランス、スウェーデン、ブルガリアと同組の厳しいグループに入ると、フランスに2連敗し、ブルガリアにも敗れ、最終節でスウェーデンに2対0で勝利も虚しく得失点差でスウェーデンに及ばずにグループ3位で敗退した。


 そしてイタリアは、スペインに次ぐグループ2位でプレーオフに回ったが、スウェーデンとの2試合で合計0対1(0対1、0対0)と得点を奪えず、1958年スウェーデン大会以来60年ぶりの予選敗退となった。このロシア大会では、前回ブラジル大会の決勝トーナメント進出16チーム中5チーム(チリ、アルジェリア、オランダ、ギリシャ、アメリカ)が各大陸予選で姿を消し、コートジボワールやカメルーンのアフリカの強豪国も敗退する“波乱の予選”となった。


 迎える2022年カタール大会は、果たしてどうなるのか。すべてが“順当”とは行かないだろう。明日は我が身。開催国であるカタールを除いて出場枠「4.5」と予選突破のハードルが低いアジア予選でも、波乱が起きる可能性は十分にある。


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