「Macにもノッチ」の理由 新型MacBook Proにあえて投入した切り欠きについて考えた

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2021年10月19日 06:21  ITmedia NEWS

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写真メニューバーはノッチを取り囲む
メニューバーはノッチを取り囲む

 米Appleが10月18日(米国時間)に発表、予約開始した14インチ/16インチMacBook Proは、M1 Pro/M1 Maxプロセッサ搭載、外部インタフェースポートの復活以外に大きな論議を巻き起こした変更がある。Macでは歴史上初めての「ノッチ」搭載だ。



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 14インチ/16インチMacBook Proはいずれも、センターフレームなどのコンピュテーショナルビデオ機能を持つ1080p FaceTime HDカメラをディスプレイ表示部分の上部中央に配置しており、そこは描画がされない、黒いスペースとなっている。



 ディスプレイの上部中央にカメラユニットを配置し、その部分が「切り欠き」となることを一般的に「ノッチ」と呼ぶ(Appleではセンサーハウジングと呼んでいる)。Appleは2017年にiPhone Xでディスプレイにノッチを投入し、それに対しては強い批判があった。その後のiPhoneにも全てノッチがあり、最新モデルであるiPhone 13ファミリーにもノッチが存在する。



 Appleがディスプレイ埋め込み型カメラをテストしており、iPhoneからノッチが消えるかもしれないといううわさもあるが、ノッチはMacにもやってきた。



●相手の目を見て話しなさい



 MacBook Proにノッチを投入した理由は2つあると考えられる。1つは、入れてもあまり影響がないから縮めてしまおう、というもの。



 Macでは画面上部がメニューバーに占有されており、その中央部はおおむね利用されていない(自動で隠すことはできる)。ディスプレイ部分の上のベゼル部分にさらにカメラスペースを確保するくらいなら、ディスプレイに張り出させて、筐体を縦方向に縮小しようという考えだ。このデザインにより、上部ベゼルは3.5mmと、旧モデルの60%薄くなったという。



 また、メニューバーはノッチを取り囲むように自動配置されるので、表示領域は変わらず、ダークモードにしておけばノッチは周囲に溶け込んで目立たなくなるとAppleは説明している。



 もう1つは、ノッチにカメラを搭載すれば、ビデオ会議で相手と視線が合いやすいから。センターフレームによって、ユーザーが左右に動いても自動的に追従して自分を中央に配置してくれはするが、目線までは修正してくれない。視線を修正する技術もあるにはあるが、最初から視線が画面上の相手を見ている方が自然だ。



 カメラユニットがディスプレイの中に、すなわちノッチの中にあれば、視線も自然になる、というわけだ。ビデオ会議では、顔の下半分が切れていたり、視線が変な方向だったりするノートPCユーザーと会話することが多いが、新型MacBook ProのFaceTimeカメラなら、相手の目を見た、より自然で礼儀正しいコミュニケーションが取れるかもしれない。


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