澤村拓一、大勝劇の9回を締める 汚名返上の1回0封「思い切って変えてみた」

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2021年10月19日 13:14  ベースボールキング

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最終回を無失点で締め、バスケス捕手(左)と握手する澤村
【ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦】
○ レッドソックス 12 − 3 アストロズ ●
<現地時間10月18日 フェンウェイ・パーク>

 レッドソックスの澤村拓一投手(33)が18日(現地時間19日)、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に救援登板。大量リードの9回を3者凡退で締め本拠地ファンの大声援を受けた。レッドソックスは計4本塁打の一発攻勢で大勝。2連勝で今シリーズの対戦成績を2勝1敗とした。

 澤村は9点リードの9回に4番手として登板。先頭の3番・ブレグマンをカウント2−2と追い込み、最後はスプリットを低めに投げ込み空振り三振を奪った。続く4番・アルバレスには2ボール後の直球を叩かれたが、打球は二塁手正面のライナー。5番・コレアにも右前へライナー性の打球を許したが、右翼・レンフローの好捕もあり3者凡退で試合を締めた。アストロズの強力クリーンアップを相手に、1回無安打無失点1奪三振の好救援。ポストシーズンでの防御率は6.75となった。

 試合直後に中継局のインタビューに応じ「前回はフワフワしてピッチングの形になっていなかったが、ここはレッドソックスのホームなので、自分の家だと思ってしっかり投げました。セットポジションをやめて、ノーワインドアップ気味に思い切って変えてみた。今日は今日でうれしい。ヒューストンは素晴らしいチームなので、また明日、チームとして勝てるように頑張ります」と興奮気味に話した。

 澤村はメジャー1年目の今季、レギュラーシーズン55試合に登板し5勝1敗、防御率3.06と活躍。しかし、ヤンキースとのワイルドカードゲーム、レイズとの地区シリーズでは登録メンバーから外れた。今シリーズはメンバー入りし、敵地で行われた15日(同16日)の第1戦でポストシーズンデビュー。1点ビハインドの8回を託されたが、2四死球を与えるなどで制球に苦しみ、1/3回1失点で降板していた。

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