広島・鈴木誠也は今オフにもメジャーへ? 残留、国内移籍含め大注目の今後

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2021年10月19日 18:00  AERA dot.

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写真今オフのメジャー挑戦も噂される鈴木誠也 (c)朝日新聞社
今オフのメジャー挑戦も噂される鈴木誠也 (c)朝日新聞社
 鈴木誠也(広島)は将来的にどのチームでプレーするのだろうか。メジャー挑戦が既定路線と言われていたが、ここへ来て他の進路も噂されている。


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 長年の夢であるメジャー挑戦か。愛すべき広島で再び頂点を目指すか。それとも国内での移籍もあるのか……。野球界のみならず世間一般にも知名度抜群のスター選手が選ぶ道に注目が集まる。


 鈴木は今や誰もが認める日本の強打者だ。赤ヘル軍団の歴史に残るような選手となり、不動の4番打者となった。投手出身の強肩とスピードを生かした外野守備に対しても評価は高い。メジャーの外野手として成功確実との評価もあり、米移籍を表明すれば、複数球団が獲得に乗り出すと見られている。


「走攻守で日本人離れしたものを持っており、広島戦には常にメジャーのスカウトが集結している。鈴木自身がメジャーへの思いを公言していることもあり、渡米は確実視されていた。毎年の契約更改時にも話し合いはされており、球団関係者もそれを否定しません。ポスティングシステムかFA移籍のどちらを選ぶかだけ、と見られていた」(広島担当記者)


 鈴木は日本代表として国際的な舞台も経験している。19年のWBSCプレミア12では8試合に出場して打率.478(27打数12安打)、3本塁打、12打点の活躍で侍ジャパンの優勝に貢献、MVPを獲得する大活躍を見せた。東京五輪では5試合で打率.167(18打数3安打)、1本塁打、1打点と苦しんだが評価が落ちることはない。


「五輪はイマイチだったが短期決戦は調子の波もあるので評価に変わりはない。打撃以外の守備や走塁で高い能力を見ることができた。今季は調子が悪そうだったが夏前から結果を残してきたのもさすが。米国では筒香嘉智(パイレーツ)が2年目に入り適応能力を見せたことも追い風になる。日本人のトップ選手は長期的な視野で獲得すれば戦力になれることを証明してくれた」(MLBアジア地区担当スカウト)



 今季は前半戦に不調の時期もあったが、シーズン途中から調子を上げてきた。9月には6試合連続本塁打を放つなど、2カ月連続の月間MVPを受賞して格の違いを見せつけた。現在も好調をキープし、自身初のホームラン王も射程圏内(※10月18日終了時点で1位に1本差の38本)にとらえている。


 去就に関しては、メジャー挑戦が既定路線だと思われていたが、広島のチーム力低下とともに状況が変化し始めた。数年前までセ・リーグ優勝争いの筆頭であり、16年からリーグ3連覇を果たし、残すは日本一だけだった。しかし19年から2年連続Bクラスとなり状況は激変。今季もBクラスは確定的で、立て直しを図るチームから鈴木がいなくなることに心配の声が上がるようになった。


「リーグ3連覇中は近いうちに日本一になれると誰もが思っていた。鈴木がチームの中心として活躍、日本一を手土産に渡米するのが最高のシナリオだった。数年でチームがここまで変わってしまうとは思わなかった。新たにチームを作り直している時に鈴木の存在は欠かせない。球団が必要な選手に対して高額契約を結ぶ流れになっているのもある」(広島担当記者)


 近年の広島は3連覇時の中心選手をチーム再建の柱として重宝している。19年オフ、国内FA権を持つ会沢翼とは3年総額6億4000万円(以下、金額は推定)プラス出来高で契約。さらに、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明していた菊池涼介も、年俸3億円プラス出来高の4年契約で広島に残留した。翌20年オフにも田中広輔と現状維持の1億5000万円プラス出来高の2年契約を結んだ。鈴木に関しても3選手同様、全力で慰留すると見られている。


 順調にいけば、来季22年中に国内、23年中に海外FA権を得る。今後の動向に注目が集まるが、今オフは3通りの可能性が考えられる。ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦、広島で選手生活を終えるつもりでの複数年契約、そして海外、国内移籍の両方を視野に入れ単年契約を交わすことだ。





「単年契約で残留した場合、国内FA権を取得した来オフは熾烈な獲得競争になることが予想される。噂される巨人などが破格条件を提示するのは間違いない。夢であるメジャー挑戦か。愛する広島で頂点を目指すか。条件面や勝てる可能性という現実(国内移籍)を重視するか。最終的には本人の気持ち次第。我々からするとピークを迎えているうちに少しでも早くメジャーに挑戦して欲しいのが本音です」(MLBアジア地区担当スカウト)


 鈴木以外の日本人野手では、柳田悠岐(ソフトバンク)がメジャーで高い評価を受けていた。しかし柳田は19年オフに7年の大型契約を結び、実質メジャー移籍を断念した。大谷翔平(エンゼルス)の活躍で米国では日本人選手が再注目されている中、鈴木にはメジャーで大暴れして欲しい気持ちは誰もが強い。また日本一から遠ざかっている広島でのプレーを望む野球ファンが多いのも確かだ。そして本人の野球人生を考えれば条件の良い国内球団でのプレーが選択肢に入ってきてもおかしくない。実際、元チームメイトの丸佳浩はFA権行使してライバル巨人へ移籍した。


 東京で生まれ広島で育てられた野球人。夢、思い入れ、現実のどれを選ぶのか。鈴木の進路から、ますます目が離せなくなってきた。


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  • 今後の展開に注目です。
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