ママスタ前回からの続き。投稿者さんは「出産する前には500万円程度貯金をしておくべき」と考えています。どのような理由から「500万円」という金額が出たのかは定かではありませんが、ひょっとしたら投稿者さんの経験を踏まえてのアドバイスかもしれませんね。ママたちからは「年齢によって貯金しておくべき金額の変動はあるものの、お金をためておくに越したことはない」と投稿者さんに概ね賛成する意見が寄せられました。
貯金は大切、でも必要なときまでに貯めればいい
「500万円は絶対に貯めておかないと不安！」と主張する投稿者さんに対して、「そこまで貯めなくても平気」と冷静な意見も飛び出しました。
『結婚式で結構使ったから貯金は500万円をきっていたけれどそのまま子どもを産んだよ。全然不安じゃなかったし、普通に生活できた』
『子育てにはお金がかかるとは言っても一気に何百万円も必要になることは滅多にないしねぇ。「必要になったときにあればいい＝必要なときまでに貯めればいい」って考えだから、そんなに不安に思ったことはないよ。貯める算段、稼ぐ算段が付かないと不安かもしれないね』
『出産のときには一時金はあるものの多少は自腹でのお金が必要だし、ある程度の貯金は必要かもしれないけれど、500万円なんてなくても子どもを産んでいる人なんてわんさかいるでしょ』
「500万円も貯金はなかったけれど無事子どもを育てられた」「貯金がなくても子どもを育てている家庭はたくさんある」と話すママたち。育児にお金は不可欠なものです。しかし一度に500万円が必要となるシーンは、滅多にないのではないでしょうか。出産前にたくさんの貯金がなかったとしても、必要なときに必要な分だけあればいいと考えている人もいます。また当然のことながら、貯金は出産前だけではなく出産後にもできます。出産後にお金を貯めることができるのであれば、「出産前に絶対に500万円は貯めなければ」と考える必要もないのかもしれません。
出産前の貯金よりも大切なことは？
「産まれてくる子どものために」と出産前からまとまった金額の貯金をしておくのは素晴らしいことです。しかし長い目で育児を見てみると、出産前の貯金よりも大切なものがあるとママたちは考えているようです。
『子どもを育てるなら、今現在の収入や環境が大切だよ。それで育てられると思うならOKだよ』
『子どもが産まれるまでに500万円の貯金があるより、子どもが産まれてから必要な分だけ貯められる経済力があるかどうかのほうが大事かと』
『必要なときまでに貯蓄できる環境が大事。年収とか会社の産休育休環境とか、福利厚生とか。それが整わないと貯金が500万円あっても不安』
『毎月ちゃんと貯金ができる収入があるなら大丈夫じゃない？ 子どもを育てるには500万円では全然足りないけれど、子育てしながらちゃんと貯めていけるなら大丈夫だと思うよ』
出産前の貯金も大切とはしながらも、それよりも年収や環境などが重要だと主張するママたち。たとえ貯金があまりなかったとしても、育児をしながら貯金ができるだけの経済力や子どもを育てていけるであろう環境が整っているのであれば、そこまで貯金額に頭を悩ませる必要はないのかもしれませんね。
あまり貯金がなくてもなんとかなる！
ママたちからは「出産前にたくさんの貯金が用意できなくてもなんとかなる！」と前向きな言葉もあがりました。
『貯金がなくても全然不安じゃなかった。むしろ出産後のほうが貯金を頑張ったかな』
『世の中「多少見切り発車で後からついてくる、始まっちゃったしどうにかする！」って部分に支えられてることもある。お金は絶対に必要なものではないと思うよ。そのお家それぞれのやり方があるでしょ』
『貯金0円だったよ。結婚する気もなかったから貯金なんてしていなかったよ、夫もね。人生行き当たりばったり。でも幸せ。贅沢はできないけれどなんとかなるもんさ』
さまざまな理由から出産前にあまり貯金ができないご家庭もあることでしょう。なかには実際に貯金がほぼない状況下で出産し、育児をしながら貯金をしたと話すママもいました。貯金をするのは大切なことですが、そればかりに囚われるのではなく、「今の収入や環境で子どもを育てられるか」をまず考えるのがいいのではないでしょうか。「貯金ができないから子どもを産み育てられない」と考えるのではなく、「産まれてからでもなんとかなる、なんとかしてみせる」と前向きに考えることも時には必要かもしれませんね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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