オリックスが首位奪還で2位以上が確定!田嶋大樹が8勝目「これをいい経験として次に活かせる」

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2021年10月19日 23:42  ベースボールキング

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ベースボールキング

オリックス・田嶋大樹投手<写真=北野正樹>
○ オリックス 6 − 3 楽天 ●
<23回戦・京セラD大阪>

 オリックスが19日、京セラドーム大阪で行われた楽天戦に勝利し、首位の座を奪還すると共に今シーズンの2位以内が確定した。

 先発の田嶋大樹は、普段より慎重な入りを見せたこともあり、5回までに96球と球数を要してしまう。3回に浅村栄斗、5回には太田光にソロを被弾し、5回2失点という内容で降板。田嶋は降板後、「野手の方々に助けてもらいながら、なんとか最少失点で粘ることができた。これをいい経験として次に活かせる」とコメント。自身のピッチングを振り返りながら、次のステージ(CS)を見据えているようだった。

 一方の打線は、2回にT-岡田が17号ソロを放ったものの、5回二死までは早川に完璧に抑え込まれた。しかし、二死から安達了一が四球を選ぶと、紅林弘太郎の打席で安達が二盗。二死二塁から紅林が適時二塁打を放って同点に追いつき、続く若月健矢もセンターへ適時打。さらに福田周平が四球で繋ぎ、宗佑磨が25打席ぶりのヒットとなる三塁打を放って一気に4点を奪って逆転した。

 投げては、田嶋の後を海田智行、富山凌雅、ヒギンス、平野佳寿と繋いでリードを守り、最終的にはオリックスが6-3で勝利した。同日の試合でロッテがソフトバンクに敗れたため、再び首位に浮上。8勝目を手にした田嶋は「みんなに勝たせてもらった8勝。(観客の)拍手にはもっと頑張ろうと力になった」と、周囲への感謝を口にした。

 試合後、中嶋聡監督は「ずっとそうなんですけど、苦しい試合でした」と切り出すと、「先制点が欲しかったのでいいホームランでした」とT-岡田の先制弾を評価。田嶋については、「きょうはボールが少し高かったけど、それでも何とか頑張ったと思う」と、先発として最低限の役割を全うした左腕を労った。

 一気に試合をひっくり返した5回の連打については、「2アウトから、それでも後ろに繋ごうとして点が入った。今までそれが出来なくて苦しんでいたので、やっと繋がったような気がする。なんとか流れを動かさなきゃいけないところで、安達がよく走ってくれた」と語り、打線に繋がりが戻ってきたことを収穫に挙げた。

 最後は、「あと3試合全員でやり抜くしかないので、ひとつのプレーに全員で集中してやっていく。なんとか、ここからやっていくしかない」と前を向いた指揮官。残り3戦、オリックスは最後まで全員野球で勝利を掴みにいく。


取材・文=どら増田

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  • 今年オリックスが優勝すれば、これまで皆を楽しませてくれてた札幌ドームラッキー7の『自虐的横断幕』達も無事成仏出来る事だろう(笑)
    • イイネ!3
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