プレミアリーグは19日、新型コロナウイルスのワクチン接種率に関して声明を発表した。
プレミアリーグではこれまで選手たちのワクチン接種率が低いことが話題となっていた。9月末の報道では、20クラブのうち13クラブで、2回目のワクチン接種を終えている選手が50パーセント未満だと報じられていた。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、ウルヴァーハンプトンでは全選手が、ブレントフォードやリーズなどでは90パーセント以上の選手が2回目のワクチン接種を終えていると報じられており、クラブによって大きなばらつきがあることが明らかとなっていた。
そんな中、今回プレミアリーグは声明を発表。「全選手のうち81パーセントが少なくとも1回の新型コロナウイルスのワクチン接種を受けている。そして、68パーセントの選手が2回のワクチン接種を終えている」と報告した。
また、「ワクチン接種率はプレミアリーグが毎週収集しており、リーグは引き続きクラブと協力して、選手たちやクラブスタッフにワクチン接種を受けることを推奨していく」ことを明らかにしつつ、「クラブや個人に関する詳細はリーグからは公表せず、選手たちのワクチン接種率だけは今後も適切な間隔で発表する」としている。
なお、イギリス政府の数値によると、18歳から39歳の人々のうちワクチン接種を1回受けているのは60パーセントから65パーセントとなっているため、プレミアリーグの数値は同年代の一般人の平均を大幅に上回っているという。しかし、12歳以上の全人口の平均となると、86パーセントが1回目を終え、78.9パーセントが2回目を終えているため、選手たちの平均は少し下回っているようだ。