ユヴェントスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの去就について、20日のイタリアメディア『カルチョ・メルカート』が報じている。
現在22歳のデ・リフトは2019年夏、多くのクラブが獲得を熱望した中で最終的にユヴェントスに活躍の場を決めた。しかし、これまでもユヴェントスで批判されることもあり、期待された活躍を見せられているとは言えない。今シーズンはリーグ戦6試合に出場しているが、同選手自身がクラブでの立場に満足しておらず、ユヴェントス移籍の決断を後悔しているとも報じられている。
デ・リフトの代理人であるミーノ・ライオラ氏はすでに移籍先の可能性を探っており、これまでにバルセロナとチェルシーに接触した模様。バルセロナは2019年の移籍市場でデ・リフトの獲得を望んでいたものの叶わなかったが、現在の同選手はバルセロナ移籍に向けて前向きな姿勢のようだ。
一方チェルシーに関しては、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの去就が不透明なままで、元ブラジル代表DFチアゴ・シウバも退団の可能性が高い。ライオラ氏はこのように守備面で問題を抱えるチェルシーにもアピールをしているという。
デ・リフトとユヴェントスの契約は2024年までで、2022年には1億5000万ユーロ(約200億円)での放出条項が有効になるという。現在の市場ではバルセロナやチェルシーにとっては高額にも思われるが、ユヴェントスは夏の放出に前向きなようで、移籍が加速する可能性があるようだ。