オリックス・宮城大弥が前回登板を反省「下半身を使って一生懸命投げ切りたい」

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2021年10月21日 06:42  ベースボールキング

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オリックス・宮城大弥投手<写真=北野正樹>
◆ 佐々木朗希との差を実感?

 オリックスの本拠地最終戦となる21日の西武戦に先発する宮城大弥が20日、25年ぶりの優勝に向けた重要な一戦を前に、敗戦投手となった前回登板の反省などを口にした。

 宮城は前回登板の14日ロッテ戦で、同学年の佐々木朗希と投げ合ったものの、5回5失点という内容で敗戦。そのロッテ戦を振り返り、、「下半身が全然使えてなかったり、その分、腕も全然まわってこなかった部分もある。下半身を使って一生懸命投げ切りたい」と課題の改善を目指す。

 また、佐々木朗との投げ合いに関しては、「彼の方が圧倒的に上というのは、前回の勝負で皆さんが思ったことだと思う。いちばん大事な時期の大事な場面で、ああいうピッチングをする人と、僕みたいに崩れていく人の差が出たので、追いつけるように頑張りたい」とコメント。自身と同じ高卒ドラ1組の活躍を糧に、更なる成長を誓った。。


 「いつもどおり」を信条にしている宮城だが、「最近のいつもどおりは、全然いつもどおりじゃない。なるべく頑張って試合を作りたい」と語り、「甘い球を簡単に打たれたり、追い込んでから打たれたり、いつも同じパターンで打たれている。それが負けた原因だと思う。疲れもあって、映像を見たら肘が下がっていたりするので、出来ることをやって頑張りたい」と気を引き締めていた。

 21日に対戦する西武打線については、「一発のある選手が多いので、ランナーを溜めて一発とか、長打のないように投げたい」という宮城。勝ち投手になると「最高勝率」の条件をクリアすることになるが、「勝ちたい気持ちはあるけど、今年は全部、(山本)由伸さんに持ってってもらいたい。来年はひとつやふたつ獲りたいと思う」と述べ、圧倒的な成績を残している右腕こそがタイトルに相応しいとの見解を示した。

 しかし、今年のオリックスの飛躍は宮城の活躍なしには語れないことも事実。公式戦最後の登板で有終の美を飾り、チームの優勝を後押ししてもらいたいところだ。


取材・文=どら増田

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