菊花賞は血統から長距離適性を分析。今後の急成長も期待できる2頭は?

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2021年10月21日 06:51  webスポルティーバ

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 10月24日、阪神競馬場でG亀堂崗沺兵3000m)が行なわれる。

 このレースは通常は京都で行なわれるが、京都競馬場改修の影響もあり、今年は1979年以来42年ぶり2回目となる阪神競馬場で開催される。ちなみに、1979年のレースは5番人気のハシハーミットが優勝。11番人気のハシクランツが2着に入り、1番人気の皐月賞馬ビンゴガルーは3着に敗れている。ただ、阪神競馬場はその後、大規模なコース改修が行なわれているため、あまり参考にはならないだろう。

 菊花賞はG技月賞(中山/芝2000m)、G菊本ダービー(東京/2400m)から続く3歳牡馬クラシックレースの中で最長距離のレース。皐月賞とは1000mもの差があり、距離適性が問われるレースだ。長距離タイプの血統馬が台頭することも多いので、今回は血統からレースを占ってみたい。

 今年の出走予定馬で、筆者がもっとも長距離適性を感じる血統馬がヴィクティファルス(牡3歳/栗東・池添学厩舎)だ。




 父ハーツクライはG詰馬記念(中山/芝2500m)の勝ち馬で、産駒は年度代表馬リスグラシューなどさまざまなタイプがいるが、ダイヤモンドS(東京/芝3400m)を3勝したフェイムゲームなどステイヤーも多く出している。菊花賞は勝ち馬こそ出していないが、2011年にはウインバリアシオンがオルフェーヴルに次ぐ2着。G掬傾直沺春(京都・2021年は阪神/芝3200m)では2着5回、3着3回と安定しており、過去10年でもっとも多くの3着以内馬を出している。

 ヴィクティファルスは母系の血がスタミナに溢れている。母の父ガリレオは英ダービー馬であり、5頭の英ダービー馬など、芝2400m以上の大物を多く送る世界的大種牡馬。母の全兄セヴィルは芝2400mの豪G汽供Ε瓮肇蹈櫂螢織鵑鮠,辰討い襦ガリレオは同じく母の父として、今年の英・愛オークスを勝ったディープインパクト産駒スノーフォールを出しており、日本ではG玉楾記念(東京/芝2500m)のキングオブコージ(父ロードカナロア)など、父馬の距離適性を伸ばす役割を果たしている。

 祖母の父シルヴァーホークはグラスワンダー(有馬記念などG毅款 砲良磴箸靴特里蕕譟⊆身もG軌Ε澄璽咫治加紂産駒はG輝僖澄璽咫芝魯戰法璽競妊ップ、G輝僖札鵐肇譽献磧爾離爛織侫 璽Ε┘など芝の中長距離馬を多く出している。祖母シルヴァースカヤも芝2500mの仏G轡潺優襯賞勝ち馬で、長距離適性が高い血統馬だ。

 ヴィクティファルスは3月にG競好廛螢鵐娃咫蔽羯魁深1800m)を勝ったあと、皐月賞9着、日本ダービー14着と春のクラシックはいいところがなかったが、秋初戦のG競札鵐肇薀ぅ筏念(中山/芝2200m)は5着とまずまずの成績。ハーツクライ産駒は3歳以降に急激な成長を見せる馬も多く、変わり身に期待したい。

 もう1頭、血統的に魅力大なのがオーソクレース(牡3歳/美浦・久保田貴厩舎)。父エピファネイアは2013年の菊花賞馬で、母はG喫塚記念(阪神/芝2200m)、G汽┘螢競戰構王杯(京都/芝2200m)を勝ったマリアライト。父エピファネイア、母の父ディープインパクトという組み合わせは昨年の2着馬アリストテレスと同じだ。また、同馬とは前述のガリレオの父でもあるサドラーズウェルズのクロスを持つのも共通している。さらに祖母の父エルコンドルパサーは、2006年の菊花賞をレコード勝ちしたソングオブウインドの父と、菊花賞とはかなり縁のある血統構成になっている。

 オーソクレースは昨年、デビュー2連勝でアイビーS(東京/芝1800m)を勝利。G汽曄璽廛侫襭咫蔽羯魁深2000m)でも2着に入り、その血統背景からもダービー候補と注目を集めたが、骨折で春のクラシックに出走することはできなかった。その後は順調に回復し、前哨戦のG競札鵐肇薀ぅ筏念(中山/芝2200m)で3着とまずまずの走りを見せた。母マリアライトは3歳秋時点では2勝馬で、本格化したのは4歳秋。これからどんどん力をつけていく血統だけに、大きな上積みが期待できそうだ。

 以上、今年の菊花賞はヴィクティファルス、オーソクレースの2頭に注目したい。

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