アストラムライン7000系がグッドデザイン賞、安全性・快適性が向上

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2021年10月21日 21:21  マイナビニュース

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広島高速交通の新交通システム車両、アストラムライン7000系が「2021年度グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)に選ばれた。


アストラムラインは広島市中心部と郊外を結ぶ18.4kmの新交通システムで、専用軌道をゴムタイヤで走行する。老朽化した全24編成の後継車として導入された7000系は、開業当時にアストラムラインのアイデンティティとして掲げた「平和」という都市メッセージの純度をより高めるデザインをめざすとともに、時代に即した性能面を向上させた点が特徴。青空に映えるクロームイエローの車体カラーを継承しつつ、「人、心の集まり」を表すシンボルマークの16ドットをフロントフェイスの標識灯や先頭車の側窓として展開した。



三菱重工の「Urbanismo(アーバニスモ)」シリーズをベースに、さまざまな技術を採用。快適性・環境性・保守性において、従来車両と比べて大幅に機能を向上させた。審査委員からは、「公共交通車両のもつ強いアイデンティティを引き継ぎつつ、新しい時代に向けた総合的なリニューアルとして、機能面だけでなくコンセプト両面を高く評価した。シートや台車、エアコン、その他システム系の更新により、安全性や快適性といった機能面を向上させるとともに、環境配慮、延伸を見越した更新性、ベビーカーやバリアフリーにも丁寧に対応されている」と評価された。(佐々木康弘)
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