前回からの続き。都会から離れたところに住む専業主婦である投稿者さんは、「兼業主婦のほうが偉い」という風潮があると感じています。投稿者さん自身が専業主婦であるからこそ兼業主婦のママたちに対して引け目のようなものを覚えているのでしょうか。ひょっとしたら地域性もあるのかもしれませんね。兼業主婦と専業主婦、それぞれのママたちからは相手を気遣うようなコメントが寄せられていました。
生き方は人それぞれ。比べるものではない
「どんな選択をするかは人それぞれ」というコメントも集まりました。
『仕事をしていなかったときは外に出て働ける人が羨ましかったし、仕事を始めたら「専業のころはよかったなぁ」なんて思った。フルタイムで働くようになったら「もう少し時短にしておけば……」ってモヤモヤしたりもする。隣の芝は青いんだよね』
『いろんな家庭のあり方があるから、そこはそれぞれだと思っている人がほとんどじゃない？ そんななか家事と仕事と育児をこなしている人はすごいと思うよ。専業でも大変だったから、素直にそう思う』
『人の家庭のやり方に口を挟んじゃいけないよね。仕事をしていようがしていまいが、そんなことは他人がどうのこうの言う問題じゃない』
『生き方の違いだと思うからなんとも思わないよ。私は好きで働いていて楽しいけれど、それは私の生き方。別にほかの人が違う道を選んだとしてもなんとも思わない。私の人生じゃないから』
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大切なのは「どの立場の人がいちばん偉いか」ではない！
兼業主婦のママたちも、専業主婦のママたちも、どちらが偉いということよりももっと大切なことがあると感じているようです。
『専業、兼業、お互い心のなかはどうあれ「お互いに大変ですよね」って言葉が人付き合いにおいて大切だと思うよ』
『働いていることが偉いかどうかなんてわからないよね。でもどちらにしてもお互いの立場を思いやるのが大切。自分は「働くママ」って聞いただけで「お疲れ様、大変だね、すごいよ」って思う』人付き合いにおいて大切なことは「誰がいちばん大変か」「どの立場の人がいちばん偉いか」を決めることではなく、相手を思いやる姿勢ではないでしょうか。「私とあなたの立場は違うけれど、お互いに大変ですよね」と自分も相手も大切に思える考え方が重要なのかもしれません。同じ立場の人と励まし合うことはもちろん、違う立場の人から「すごい！ 頑張って！」とエールを送られたら嬉しいものですよね。お互いの大変さを気遣う心構えを大切にしたいですね。
いつもお疲れさまです！ママはみんな偉い
毎日頑張るママたちにエールも寄せられました。
『ママはみんな偉いよ！』
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『よそのママの職業の有無なんてどうでもいいよ。子どもが健やかに成長できるよう務めたらそれだけでいい』
『兼業主婦は実際忙しいし頑張っているとは思う。でも「働いていないとダメ」というのはおかしい。みんな違っていいよね。それぞれ頑張って生きているんだから。毎日起きて生活しているだけでも偉いよ』「頑張っているママたちはみんな偉い！」との力強い言葉に、どこかホッとした気持ちを覚えるママたちもいるのではないでしょうか。「よそのお宅のママが働いているかどうかなんて関係ない」「みんな違ってみんないい」と思わず頷いてしまうような言葉もズラリ。専業主婦と兼業主婦、どちらか一方だけが偉いということは決してありません。みんな同じではないからこそ社会が成り立っているのですよね。どんなライフスタイルであれ、子どものことを考えて一生懸命に日々を過ごしているのであれば、それがいちばんなのではないでしょうか。世の中のママたち、いつもお疲れさまです！
「兼業主婦のママのほうが専業主婦よりも偉い」という風潮があるように感じている投稿者さん。しかしママたちが主張する通り、人付き合いにおいて重要なのは「どちらが偉いのか」を決めることではありません。自分と違う立場の人に対しても、お互いに相手の気持ちを気遣いながらお付き合いをしていくのが大切なのですね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美
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