ダリン・ビンダー、2022年はヤマハのサテライト『RNF MotoGPチーム』から最高峰クラス昇格。Moto3からの飛び級はミラー以来

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2021年10月21日 22:50  AUTOSPORT web

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2022年からヤマハのサテイライト『RNF MotoGPチーム』から最高峰クラスに昇格するダリン・ビンダー
10月21日、ロードレース世界選手権に参戦しているヤマハ発動機株式会社は、現在Moto3クラスに参戦しているダリン・ビンダーを来季からヤマハのサテライトチームとして参戦する『RNF MotoGPチーム』で起用すると発表した。

 MotoGPクラスに参戦しているヤマハのサテライトは、ペトロナス・ヤマハSRTとして今季はバレンティーノ・ロッシとフランコ・モルビデリを擁して参戦していた。

 しかし、シーズン後半にはファクトリーのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPからマーベリック・ビニャーレスが去ることとなり、モルビデリが昇格。その関係でロッシとアンドレア・ドヴィツィオーゾのコンビへと体制が変更された。

 また、ドヴィツィオーゾは2022年もヤマハのサテライトチームから継続参戦することが同時に発表されている。そんななか、ペトロナス・ヤマハSRTは2021年限りでペトロナスとの契約終了することから、来季から『RNF MotoGPチーム』として参戦することになった。

 そして今回、2021年限りで引退するロッシの後任として、『RNF MotoGPチーム』にダリン・ビンダーが加わることが決定して布陣が決定。ドヴィツィオーゾとのコンビで2022年のMotoGPを戦うことが決定した。また、ダリン・ビンダーの契約は2023年のオプションも含んでいる。

 ダリン・ビンダーはMotoGPクラスに参戦しているブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)の3歳下の弟。南アフリカ共和国出身で、1998年生まれの23歳だ。

 2015年からMoto3クラスに参戦しており、これまで通算で3度のポールポジション、1勝を含む6度の表彰台を獲得している。また、Moto2クラスを経験せずに、Moto3クラスからMotoGPクラスにステップアップするのは、ジャック・ミラー以来となる。

■ダリン・ビンダー
「MotoGPクラスでレースをすることは生涯の夢だったので、このような機会を与えてもらい、大変感謝している。Moto3からいきなり最高峰クラスに挑戦するとは思ってもいなかったが、自分には挑戦する資格があると信じているし、2022年に向けて努力する準備はできている」

「最初の目標は、このクラスで自信をつけ、できるだけ多くのことを学んで、ルーキーシーズンを通してどんどん強くなっていくことだ」

「ヤマハとRNF MotoGPチーム、僕をここまで導いてくれたすべての人に心から感謝していてありがとうと言いたい。今は、シーズン終了後にヤマハのYZR-M1に初めて乗ることを楽しみにしているよ」

■リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター)
「ダリンを温かく歓迎したい。彼が来年ヤマハのラインナップに加わることを嬉しく思う。RNF MotoGPチームの新しい体制には、誰がふさわしいのか何度も話し合ってきた」

「ヤマハのサテライトチームは新たなスタートを切るが、ファビオ(・クアルタラロ)やフランキー(フランコ・モルビデリ)のように、ダリンのような若くて熱心なライダーが加わることは、よりふさわしいことだと思う」

「ヤマハにとってサテライトチームの最大の使命は、将来のMotoGPの才能ある人材を育成することだ。ダリンはすでにMoto3クラスで何度もその実力を発揮している。彼は、速くて決断力のあるライダーで、上位で戦うために必要なものを持っていることがわかっている」

「もちろん、MotoGPクラスへのステップアップは重要で、調整が必要だが、彼にはその準備ができていると感じており、ヤマハとRNF MotoGPチームは、この新しくエキサイティングな挑戦を全面的にサポートしていく」

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  • うーーん。今のヤマハは見る眼があるのかどうか
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